【これからの学校】固定担任制よりも全員担任制が良い3つの理由

全員担任制
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こんにちは。

burikoです。

 

 

「やっぱり、先生になったからには担任だよ。」

「先生やってて1番面白いのは、担任だ。」

 

 

教員になって最初の3年間くらい。

諸先輩方から、教えてもらったメッセージです。

 

その影響なのか、

私は「担任やっている先生が上」みたいな

ヒエラルキー的な価値観を持つようになりました。

 

でも、どこかで「そんなこともないよな」と思い続けていて。

つい先日、この違和感が何なのかはっきりしました!

 

 

”担任”がどうこうではなく、

”固定担任制”に違和感があったんだーーー!!!

 

固定担任制よりも、

全員担任制が良い!!

 

いま、私はそう考えています。

その理由は3つです!

 

①『担任アタリハズレ』問題の解消

 

”固定担任制”だと、『担任アタリハズレ』問題があります。

 

 

***

 

私がこれまで経験した学校は、全て”固定担任制”でした。

 

4月の始業式。

新しい担任の発表があります。

 

皆さんもご経験があると思いますが、

担任発表って、めちゃくちゃ盛り上がるんです( ̄▽ ̄)w

 

生徒から人気のある先生が担任だと、「よっしゃー!」と歓喜する生徒。

生徒から人気のない先生が担任だと、「マジかよ。」と落胆する生徒。

 

保護者の方と話していても、

「あのクラスは◯◯先生だからアタリで・・・」

なんてことも聞きます。

 

自分が小学生のとき、

母親も「担任で良し悪しはある」と私に向かってはっきりと言いました。

 

これが、『担任アタリハズレ』問題です!!

 

 

***

 

担任の『アタリ』『ハズレ』って、確かにあると思います。

 

この考え方の怖いところは、

誰かにとって『アタリ』の担任でも、

多くの人が『ハズレ』の担任だと判断すると、

なんとなく『ハズレ』の担任に見えてきてしまうこと。

 

子どもや保護者の視点から考えると、

この『担任アタリハズレ』問題の影響は、非常に大きなものです。

 

本来、誰が『アタリ』で、誰が『ハズレ』なんて決めることはできません。

でも、私たちは『アタリハズレ』で担任を見てしまいます。

『ハズレ』の担任に当たった子どもや保護者は最悪です。

 

”固定担任制”だと、他のクラスとの比較も発生します。

 

すごく不思議だなと感じるのですが、

『アタリ』判定の担任のクラスって、雰囲気が良い。

『ハズレ』判定の担任のクラスって、雰囲気が良くないです。

なんか、スタートからムードが決まっているように感じます。

 

『ハズレ』判定の先生が素晴らしい学級運営をしようとも、

ムードが改善するのに、すごくハードルが高いように感じます。

 

その逆で、

『アタリ』判定の先生がちょー適当な学級運営しても、

なんだかんだ乗り切ってしまうこともあるような気がします。

 

もちろん、先生個人の能力の問題もあるし、

実際そんなことが起こっているのかは、わかりません。

しかし、そんな傾向がありそうだなと、私は感じています。

 

 

このような『担任アタリハズレ』問題を解消するのが”全員担任制”。

 

自分の担任は1人ではないので、

『アタリハズレ』なんて存在しなくなるのです!

 

『ハズレ』を引いて1年間を嫌な気持ちで過ごすことがなくなります!

だって、全員が担任だから!!

 

②教室の透明性の確保

 

学級王国。

この言葉を聞いたことがあると思います。

 

HRなどで生徒に何かを伝えるとき、

担任同士で何を伝えるのか、必ず共有します。

 

しかし。

実際伝えたあと、結構なズレが生じることって結構あるのです。

 

 

例えば、学校内でサイフの盗難が頻繁に起こっているとします。

「各クラスで注意喚起しよう」となり、各担任からHRで伝えます。

 

盗難は良くないことを、自分の言葉で一生懸命伝える担任。

事実だけを淡々と伝える担任。

「盗難するやつが悪い」と考えている担任。

「盗難されないために気をつけるしかない」と考える担任。

 

伝える担任側にもそれぞれの価値観があります。

言葉のチョイスや伝え方にズレが出てくるのは当然。

極端は話、「伝えない」ことを選ぶ担任もいるかもしれません。

 

つまり、固定担任制だと

教室に入ったら、どうなっているのか、その担任以外誰もわからない。

これが、学級王国です。

 

”固定担任制”って、どうしても教室が不透明になります。

廊下から教室が見えるようになっていても、その解決にはならないんです。

 

1人の担任の価値観だけで学級運営する”固定担任制”。

これって、不自然なことだと思うんです。

 

 

***

 

”固定担任制”による教室の不透明さが、

担任が過度に頑張りすぎる要因にもなると考えています。

 

 

私が初めての担任をしたときの話です。

何もかもが初めてなので、

私は先輩の担任の先生がやっていることをパクりまくっていました。

 

私は、パクることは大切だと思っています。

真似して学ぶ事って、すごく多いからです。

 

しかし、私はパクるだけでは飽き足らず、

他の先輩先生がやっていないことをやることに必死。

 

例えば、定期テスト前。

自分のクラスの生徒に試験勉強の時間を報告させて、

さらにどんな勉強をしているのかチェックして、

勉強の仕方のアドバイスを一人ひとりにしていました。

 

今思うと、過剰だったなと感じています。

そんな細かいところまで管理していたら、

生徒から自律するチャンスを奪ってしまっています。

 

あの当時、私が思っていたことは1つ。

「他のクラスには負けられない」

 

いま考えると、一体何と戦っていたんだろうと思います。

 

このように”固定担任制”による教室の不透明さが、

担任本位で余計な行動を引き起こす可能性があります。

 

 

このような、

教室の不透明な部分を解決できるのが”全員担任制”

 

色々な先生が担任としてバンバン教室に入ることにより、

教室の透明性を確保することができます!

 

学級王国の崩壊!!

 

 

③人には合う合わないがある

 

私が”全員担任制”が良いと思う最大の理由。

 

人には合う合わないがある。

 

この事実をしっかり受け止めてくれるのが、”全員担任制”です。

 

担任って、学習指導より生活指導や進路指導の役割が多いです。

よって、その生徒と合うか合わないかは非常に重要です。

 

 

『感情フューリスティック』って、ご存知でしょうか。

感情フューリスティックとは

好きか嫌いか、もしくは感情反応が強いか弱いかによって判断を下してしまうこと

引用:世界と日本のUX

 

人は『感情ヒューリスティック』によって、物事を好き嫌いで判断することがあります。

つまり、自分の担任のことを”好きか嫌いか”で判断しているんです。

 

なんか好きだから進路相談しやすい。

なんか嫌いだから進路相談なんか絶対しない。

 

先生側も生徒を”好きか嫌いか”で判断しています。

なんか好きだから親身になれる。

なんか嫌いだから適当に流す。

 

教員として絶対ダメな行動ですが、心情としてはあると思います。

そこを出さないようにするのがプロの教員だ!みたいなところがあるかもしれません。

 

『感情フューリスティック』をなくすことはできません。

人間はこのようにできています。

 

よって、”固定担任制”は自然ではないと思うんです。

 

 

「まず、担任に相談しなさい」

 

学校で良く聞く言葉です。

”固定担任制”の学校だと、まず担任みたいなところがあります。

 

担任と生徒が合わない2人だったら、最悪じゃないですか(´;Д;`)?

 

 

”全員担任制”であれば、自分がそのとき相談したい先生を選べます。

だって、全員担任の先生だから!

 

三者面談とかも、自分の好きな先生を選ぶことができたら最高ですよね。

嫌な人になんか本音で相談なんかできないもん!

 

 

現役教員として感じる”全員担任制”反対の意見として、

面談で好きな先生を選べるなんてしたら、それこそ先生の人気投票になる

的なものが出ると思います。

1〜2人しか来ない先生が可哀想だろ!みたいな。

 

私はそれでも良いと思います。

1〜2人しか来ない先生だって、絶対必要!

その生徒にとっては、1番面談したいと思った先生だし、

人数多い方が良い先生ということにはなりません。

 

 

人の相談を受けるのが得意な先生。

授業がめちゃくちゃ上手い先生。

学校運営上の細かいところに目が届く先生。

生徒のちょっとした変化にすぐ気づける先生。

職場のムードを良くする先生。

 

 

人によって、得意なことは違います。

だから、面談の希望人数が少ない先生だって、全然良いのです!

 

ということで、

「人には合う合わないがある」という事実を考慮した

”全員担任制”は最高です!

 

 

麹町中学校や大空小学校、取手市の中学校などでは、

”全員担任制”が実践されています。

 

”全員担任制”の学校で仕事ができるよう、

頑張ってみようと思います。

 

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