【教員採用試験の倍率低下】学校の先生って魅力ある?ない?

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こんにちは。

burikoです。

 

教員採用試験の倍率が下がっていて、教育の質が落ちる。

 

こんな内容のニュースを見たことないだろうか。

ネットでこのようなニュースを見つけると不安になる。

不安になったので、ちょっと調べてみた。

 

令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考(5年度採用)の結果が東京都のHPで発表されていた。

 

結果を確認すると、

小学校教員の倍率1.4倍。

 

低い。

小学校の先生の倍率って、今こんなに低いの?

 

これを見て、私はまた不安になった。

この不安の原因は何なのか?

それを解明すべく、インターネットを駆使して教員採用試験の倍率はどう推移してきたのか調べた。

調べた結果、すごく思った。

 

学校の先生のイメージ、もっとあげたれや!!

 

この記事を読んでいただいて、最後に皆様はどう思うか。

学校の先生という仕事について、大人がちょっと真剣に考えるきっかけになってくれると嬉しい。

 

目次

教員採用試験の倍率低下が不安にさせる理由

 

教員採用試験の倍率について、色々調べたらわかったことがある。

 

地域によって、事情が違う。

 

例えば、東京都と岐阜県では、教員の数も違うし、学校数も違うし、抱えている教育課題も違う。

よって、今回は話をわかりやすくするため、地域を東京に絞って考えてみる。

 

倍率低下の大きな要因

 

まず、過去6年間の東京都公立学校教員採用候補者選考の倍率の推移をご覧いただきたい。

中学校・高等学校に比べて、小学校の倍率が低いことがわかる。

そして、小学校の倍率は結構前から低い。

令和4年度の1・4倍だけ聞くと衝撃的だが、平成31年度は1・8倍だし、ここ最近はそもそも低い。

 

ここで、気になることがある。

倍率は受験者数/名簿登載者数で求められる。

(*名簿登載者とは、簡単にいうと合格者のこと)

倍率が小さい値になるケースは2つある。

 

case1 受験者数が減る

case1は、分子が小さくなることで倍率の小さくなる。

 

case2 名簿登載者数は増える

case2は、分母が大きくなることで倍率が小さくなる。

 

東京都はどちらのケースで倍率の値が小さくなっているのだろうか。

 

さて。

ここで東京都の過去6年の公立学校教員採用候補者選考受験者数と名簿登載者数の推移をご覧いただきたい。

 

名簿登載者数は、それほど大きな変化はない。

一方、受験者数は年々減少している。

過去6年だけで考えたとき、倍率が低下した大きな要因は受験者数の減少ということになる。

 

学校の先生になろうする人が減少した原因は色々あるだろう。

学者でも何でもない私が感じる減少の理由は1つ。

 

教育に関わる仕事の選択肢が増えた!

 

少し前は、教育といったら学校の先生になるが主流だった気がする。

でも、今は違う。

民間にも、NPOにも、教育に関する素晴らしい取り組みをやっているところはいっぱいある。

 

公立学校の教員採用選考の受験者数が減少しているのは、教育に興味がない人が増えたからではないと思う。

単純に、学校の先生以外でも教育に携わる仕事の選択肢が増えただけだ。

 

教員不足

 

教員不足は大きな問題となっている。

倍率が切れてない東京でも、教員不足だという話は聞く。

 

知り合いの先生がおっしゃっていた。

 

「習熟度別で授業をやっていたけど、教員が減って実現していない。」

 

これって、すごく悲しいことだ。

子どもたちにとって良いと思っていることなのに、人が足りなくてそれができないというのだ。

 

民間企業だって、人手が足りないところはいっぱいあると思う。

人手が足りないのは、学校だけではないはず。

でも、人手不足による影響を直で受けてしまうのは、子どもたち。

子どもたちが学校で過ごす時間は、後から取り返すことができない。

「人手が足りないからしょーがないよね」では済まされない気持ちがある。

 

もし、このまま受験者数が減少し続けて倍率が切れたら、言い訳することができない教員不足になる。

子どもたちに提供したい環境があっても、教員不足で提供できなくなってしまう。

やれる範囲でやるしかないのはわかる。

でも、子どもにベストの環境を提供できるのであれば、教員の人数はそろえるべきだ。

だって、子どもたちが未来を作るから。

 

学校の先生を目指す人は、ある程度多い方が良い

 

私は、公立学校の採用選考の受験者数、つまり学校の先生を目指す人はある程度多い方が良いと思っている。

 

スポーツを考えてみてほしい。

競技人口や人々の興味関心が強いスポーツは、相対的にレベルが高くないだろうか。

例えば、日本のサッカー。

競技人口が増えて、Jリーグができて、プロが増えたことで、W杯で強豪国としっかり戦えるレベルになった。

これと同じで、学校教育に関心があって、先生になりたいと思う人が多いことは、結果的に良い方向にいくことにならないだろうか。

2021年3月26日より「教職の魅力を上げ、教師を目指す人を増やす。」ことを目標として教師のバトンと呼ばれるプロジェクトが実施されている。

国も学校の先生を目指す人を増やそうとしている。

このプロジェクトを国が先導しているとなると、やはり学校の先生志望の人たちがある程度多い方が良いとされているのではないか。

 

教員の採用選考受験者数が減少することによって、教員の質が下がるとは思わない。

可能性はあるけど、ないかもしれない。

そもそも、学校の先生の質って何で測ればいいのかわからない。

だから、学校の先生を目指す人数の減少≠教員の質悪化だといえる。

でも、学校の先生を目指す人が多い方が学校教育を高めていこうとするエネルギーみたいなものは大きくなるはずだ。

 

想いを持った人が多い方が、想いを持った人同士が出会う確率が上がる。

強い集団は、周りに良い影響を与える。

だから、学校の先生を目指す人は多い方が良い。

 

仕事としての教員の2つの魅力

 

東京では2022年に初めて「TOKYO教育Festa!」(https://www.kyoinsaiyopr.metro.tokyo.lg.jp/event/festa1022.html)というイベントが開催された。

このイベントでは、学校の先生と語ることができるブースや給与や休暇についてのセミナー等が行われた。

上記した教師のバトンも合わせると、世の中が学校の先生という仕事に興味関心を持ってもらいたいと考えている流れを感じる。

 

学校の先生を志望する人を増やすためには、仕事として魅力的だと知ってもらう必要がある。

私は、学校の先生を仕事にすることの魅力は、2つあると思う。

 

①すごいクリエイティブな仕事

②正しさとは何かを問い続ける仕事

 

①すごいクリエイティブな仕事

 

学校の先生の仕事は、すごくクリエイティブだ。

 

例えば、授業することを考えてみる。

授業するための教科書はあるし、教えることも決まっている。

だから、一見クリエイティブな部分はなさそうに思える。

 

でも、そんなことはない。

学校の先生は、どうすれば理解しやすいか工夫している。

ビジュアル的に理解しやすい教材を用意する。

理解しやすい言葉、説明を考える。

子どもたちが理解しやすい環境を作り出す。

教えることは決まっていても、子どもたちがちゃんと学べるように創り出すべきものはたくさんあるのだ。

 

授業は子どもたちへのプレゼンみたいなものだ。

子どもたちの興味関心を引けず、教科書を読んでいるだけではプレゼンは失敗する。

そんなプレゼンする時間を、学校の先生は1週間で15時間〜20時間こなす。

 

こんなクリエイティビティを要求されることはないだろう。

 

②正しさとは何かを問い続ける仕事

 

学校の先生は、授業以外にも、生活面や進路についても子どもたちと接する。

 

「卒業してやりたいことがないです。どうしたらいいですか。」

「SNSに友達の悪口を書いたことは悪いと思うけど、あっちが最初に書いてきた。どうすればよかったですか?」

 

子どもたちはいろいろな課題や悩みを抱えている。

学校の先生はそれらに寄り添っていかなければいけない。

その子にとって”正しいこと”は何か。

常に考えていかなければいけないのだ。

こんな仕事、他にはない。

 

一律の正解なんてないものに、常に挑み続けなければならない。

それはとてもエネルギーのいることで、きっと先生自身の成長にも繋がることだと思う。

 

簡単じゃないけど、自分の成長に繋がる仕事

 

上記の2つは、もしかしたら魅力と感じない人があるかもしれない。

学校の先生を続ける限り、ずっと向き合わなければいけないことだ。

すごい大変だけど、これをこなし続けることは先生自身の力になる。

何が成長するかわからないけど、何かがめちゃくちゃ成長すると思う。

 

どれだけAIが進化しても、先生という仕事がなくならない理由はここにある気がする。

”教育”は大切。みんなが幸せに生活するためには必要不可欠なもの。

 

私は学校での教育ってすごく大切だと思っている。

私も学校生活の中で学んだことはたくさんあるし、今でも役に立っている経験をたくさん積ませてもらった。

だから、学校での教育を担ってくれる学校の先生を目指す人が減っている現状は悲しい。

この仕事に魅力を感じるかどうかはその人次第。

みんな違うところに魅力を感じるからこの世は成立していると思うけど、「今の時代、学校の先生はもう魅力的じゃないよね」みたいな風潮があるとすれば、そう思わないで欲しい。

 

最近、学校の先生のドラマとか少なくなっている気がする。

世の中的に扱いにくいんだろうか。

昔みたいに金八先生とかGTO的な、学校の先生にフォーカスしたエンタメがない。

 

学校の先生の現状を知ることができるシーンは多くなったけど、その分イメージ悪くなっている気がする。

イメージが悪い仕事に就きたいとは、やっぱり思えない。

だから、学校先生志望の人が少なくなっているんだろう。

 

何か、学校の先生のイメージを良くするものはないのかっ!!

学校の先生は大変だと思うけど、きっと楽しい部分もあるよ!

仕事って、そういうものじゃないか!!

 

対人の仕事だから、本当に簡単なし仕事ではないけど、今よりもっとイメージが良くなって欲しいと切に願う。

良い先生って、いっぱいいるよ。きっと。

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