こんにちは。
burikoです。
電車に乗っていたら、皆さんご存知の日能研さんによる『シカクいアタマをマルくする』シリーズの広告が貼ってありました。
この問題、すごくエモくないですか!?
12歳になる子たちが試験としてこの問いに解答するなんて、なんかすごい。
なぜこの問いを出題したのか調べたら、より一層キュンキュンしてしまいました。
ご興味ある方はぜひお読みください。
エモいと感じた2つの理由
ところでエモいってどういうことかご存知ですか!?
エモいは、英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本のスラング。感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき、「哀愁を帯びた様」、「趣がある」などに用いられる。
エモいは日本語のスラングでした。
私はこの問いに感情を動かされた、つまりエモくさせられました。
その理由は以下の2つです。
❶12歳になる子が300文字でこの問いに答えられること
❷この問いを評価できること
❶12歳になる子が300文字でこの問いに答えられること
『誰かのために何かをした経験』を12歳の子が伝えることができる・・・。
そう考えただけで、私はエモくなってしまいます。
そういった経験は誰しもあるかもしれません。
でも、その経験を300文字で伝えることは簡単ではありません。
さらに、この問いに対して何かをした事実を書いて終わりではないと思うのです。
自分のしたことでどうなったのか、どう感じたのかを書く必要があります。
そんな内省っぽいことを12歳の子がやると思うと、少し泣きそうになります。
中学受験って植木算や難しい漢字を一生懸命覚えて、そういった知識をひたすら問われるイメージがありました。
もう、時代は変わったのでしょうか。
あなたが誰かのために何かをした経験。
こういった問いに答えれらることが、これから求められる能力なのかと感じています。
❷この問いを評価できること
私がエモさを感じた理由の2つ目が、この問いを評価できることです。
常々思っていたのですが、作文や論文を評価することってすごいと思います。
ましてや、今回取り上げているテーマだと正解や不正解がない気がするんです。
そんなテーマに対して、子どもたちが書いてきたものを評価することにキュンとします。
誤字脱字や論理的でない構成等のわかりやすい評価ポイント等はあるかもしれないですが、生徒の感じたことや経験についてはどう見ているのか。
子どもたちの感じたことや経験に優劣はなく、考えてもらうことに意味があったのか。
そんなことを考えだすと、どんどんエモくなっちゃいます。
この問題に込められたメッセージとは?
日能研さんのHPをチェックすると、この問題に関する記事がありました。
その中で私がエモさを感じたメッセージがありました。
「誰かのために何かをする」という出題校が、最も大切とする主題が盛り込まれた問題
その学校が大切にしていることを、テストの中にメッセージを入れ込む。
これに気付いたとき、キュンキュンしました。
すごくシンプルで大切なことですが、テストに自分たちの大切にしていることを入れ込むって、すごく素敵じゃないですか。
出題校のことが好きになりました。