スターバックスでチャレンジパートナーとのコミュニケーションで感じたこと〜制限された環境での学び〜

スターバックス
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こんにちは。

burikoです。

 

先日、スタバに行きました。

オーダーするためレジに向かうと、対応してくれた店員さんが障害を持つ方でした。

 

その店員さんとのコミュニケーションを通して感じた”制限された環境”について書き綴ります。

 

耳が不自由でも、オーダーすることに何の不自由もなかった

 

対応してくれた店員さんは、耳が不自由な方でした。

最初、そのことに気づきませんでした。

よって、普段通り声に出してオーダーしてしまいました。

すると、その店員さんが「耳が不自由です」と書かれたリーフレットを見せてくれました。

 

スタバにはチャレンジパートナーと呼ばれる障害を持つ方が働いているそうです。

 

その店員さんは、ジェスチャーで『メニューを指差すか、筆談でお願いします』と伝えてくれました。

 

私はシロップ変更などのカスタマイズしようと考えていたので、指差しでは伝えるのは難しいと判断して筆談をお願いしました。

飲み物とカスタマイズの内容を書いて店員さんに伝えると、笑顔でオーダーを受けてくださいました。

 

チャレンジパートナーの方に対応して頂くのは初めての経験。

 

声を使わないコミュニケーションを通して、私は店員の眼を見て表情でも伝えようとしている自分に気づきました。

 

いつもならメニューを見ながら声で伝えているので、店員を目を見ることはしていません。

でも、今回は自然と店員さんの眼を見て、表情を使ってコミュニケーションを取りました。

 

 

これが、すごい楽しい。( ´▽`)

そして、すごく気持ちよくオーダーできた。( ´▽`)

 

 

店員さんの耳は不自由かもしれないけれど、オーダーすることに何の不自由さもありませんでした。

 

制限された環境からの学び

 

”制限”って言葉から多少ネガティブな印象を受けませんか?

”制限”って、良い場合もあります。

スタバでの体験は、私にとっては良い制限だったし、そこから学ぶこともできました。

 

 

”制限された環境からの学び”というものがあります。

 

例えば、バドミントンで膝を床についてシャトルを打ち返す練習があります。

これは、下半身に頼らず手首の使い方を学ぶことが目的です。

 

このように、”あえて制限をかける”ことが効果を発揮します。

 

 

ここで大切なポイントがあります。

制限される側が、”制限される意図”を理解していることが大切です。

制限される意図を理解できていないと、それはただの不自由さで良い効果は得られません。

 

悪い制限・良い制限

 

ここからは具体的に”悪い制限”と”良い制限”について考えてみます。

 

例えば、学校の授業を想定してみます。

授業の中で演習の時間になりましたが、生徒はどーでもいい話をしています。

そんな状態を見て、先生は以下の2つのことを考えます。

 

❶ うるさい ➡︎ 真剣にやろうとしている生徒の邪魔になっている可能性あり

❷ 黙ってやってほしい ➡︎ 余計なことを話しながらやっても効率的ではない

 

生徒に”静かにする”という制限をどう伝えれば良いでしょうか。

 

悪い制限

 

『余計なこと喋りながらやるなー!』

 

 

この伝え方は悪い制限の伝え方です。

これでは、少し時間経つとまた喋る子が出てきます。

そうなってしまうのは、なぜ喋ってはいけないのか理由を伝えていないから

 

この伝え方では、良い結果はあまり期待できないでしょう。

”うるさい”という想いが強すぎると、自分の想いを短絡的に伝えてしまいがちになります。

 

 

良い制限

 

『10分間だけ喋らずに、問題解くことだけに集中しよう。

 喋らず集中してやれば、絶対に10分以内に終わらせることができる。』

 

 

これは良い制限の伝え方です。

喋らず問題を解いて欲しい想いと、やれば課題をクリアできることの2つを伝えています。

 

10分という時間を伝えていることも大切です。

このように伝えると、制限される生徒側にメリットが感じられます。

”喋らず集中した方ができる”という意図を丁寧に伝えることが、”良い制限”につながります。

 

制限された環境から学びを得るために必要なこと

 

”良い制限”をされただけでは、良い学びを得るには不十分です。

必要なことは、「制限されたとき」と「制限されなかったとき」の違いに自ら気づくことです。

 

 

私は上記でお伝えしたスタバでの経験で、声が制限されたコミュニケーションから表情の大切さに気づきました。

誰かに言われるのではなく、自分で気づくことでより心に突き刺さるものです。

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