こんにちは。
burikoです。
Amazonを利用することが当たり前の生活になって、もう随分経った。
手元のスマホから、いつでも必要なものを発注できる。
20年前では考えられないほど、便利な世の中になったものです。
そんな便利さゆえの弊害。
「Amazonに頼めばすぐ来るし」と油断した。
私はシャンプーを切らせてしまったのです。
すぐにAmazonで発注したが、シャンプーが届くまで3日かかる・・・。
実店舗に行けばその日に帰るのに、私の腰は重い。
Amazon様。
あなたのお陰で私は怠惰な人間になりました。
どうしよう。
奥さんに相談すると「試供品があるから、好きなのを使うがいい」と言われた。
ドサッ!!
とんでもない量の試供品が目の前に現れた。
ポテトチップスの袋がパンパンになるくらいの量がある。
なぜ、こんなに溜め込むんだ。
ってか、試供品ってこんなに溜まるものなのか。
全部集めたら、ボトル1本分くらいになるよ・・・。
奥さんには、こういうところがある。
お気に入りの紅茶があると、一気に5箱買ったりする。
1箱で30個のティーパックが入っているのに、1撃で150個手に入れたりする。
「少しずつ買えば良くないですか?」と言ってみたりするけど「手元にあると安心する。」らしい。
彼女は一体何に怯えているんでしょうか。
そんな奥さんから大量の試供品を渡された。
私は、数ある試供品の中からお気に入りのシャンプーとトリートメントを選んで使ってみた。
いつも使っているシャンプーとは違う香りが新鮮。心地よい。
違う香りにテンションが上がる。
あれ、洗い上がりも全然違う。
どんどん楽しくなってきた。
いつもと違うってすごく良い。
ちょっとした非日常感がある。
試供品を使う楽しさを奥さんに伝えてみた。
楽しさに共感してもらいたかったが、そんな気配は一切なく眉間に皺を寄せている。
詰められてしまった。
奥さんによると「普通は2回分くらいある」とのことだったが、私が使ったのはそんな量は入っていなかった。
「1回分しかなかった」と伝えるが、さらに眉間に皺を寄せられる。
ちゃんとイラついている。
やべぇ。
自分が使った試供品の袋をゴミ箱から探して、他の試供品と量を確認してみた。
すると、私が使ったのは10ml。別のは20mlだった。
「量が違うみたいで、今日使ったのは少ないやつだったよ。」と伝えると、奥さんは真顔になる。
全国の夫たちよ。
奥さんを論破することは、何の意味もなさない。
今まで以上に冷たくされるだけだ。
お風呂で温まった心と身体は、一気に冷めた。
★★★
次の日も、大量の試供品の中からシャンプーとトリートメントを選んだ。
使おうと思って選んだのはNUDY AURAというシャンプー。
試供品の袋がすごくオシャレでびっくり。
でも、オシャレすぎて、シャンプーなのかトリートメントなのかわからない。
日本語がないし、フォントがオシャレで英語も全然入ってこない。
どこにシャンプーって書いてあるんだっ!
よく見ると、ちゃんと書いてあった。
「Professional shampoo」
まさか、プロフェッショナルがついているとは。
盲点だった。
こちらのシャンプーもすごくいい香りで、洗い心地は最高。
すごい好き。
意図ぜず訪れた試供品お試し期間だが、2日目にして私はすごく楽しんでいる。
何なら、この期間がしばらく続いてもいいとさえ思っている。
明日はどの試供品を試そうかな。
★★
試供品お試し期間も3日目。
今日使うシャンプーとトリートメントを選んで、早速袋を開けてみた。
サラサラサラー。
えっ?
袋から砂みたいなものが出てきた。
砂タイプのシャンプー新発売?
いや、そんなもの聞いたことがない。
何だこれ。
違和感があって、トリートメントの袋も開けてみた。
サラサラサラー。
うおっ。
また砂タイプだ。
液体が出てくると思ったのに、全然出てこない。
うん。間違いない。
これ、なんかダメになってるわ。
シャンプーの消費期限ってあるんでしょうか。
奥さんはすごい大量に試供品を溜めていたので、中にはめちゃくちゃ前にもらったやつもあるはず。
お風呂上がってから奥さんに「シャンプーが砂みたいになってたんだよ」と伝えました。
こちらを振り向かずに、彼女は言いました。
試供品のシャンプーが砂になってたくらいで何だってんだ!
今日も頑張って生きていきましょう。