【賃貸か持ち家か】二世帯住宅のすゝめ

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こんにちは。

burikoです。

 

 

皆さんはマイホームは賃貸か持ち家か、どちらが良いと考えていますか?

 

私は首都圏近郊に住んでいて、子ども1人の3人家族です。

二世帯住宅を建てて、自分の両親と住んでいます。

 

 

二世帯住宅なんて絶対嫌でした。

でも、住み始めて約2年経って、そんなに悪くないと思っています。

 

 

今回は、自分の親と二世帯住宅に住んでみてわかったことを書き綴ります。

自分の家をどうしていこうか悩んでいる方の参考になればと嬉しいです!

 

 

二世帯住宅を決断した理由

 

私は、ずっと賃貸が良いと思っていました。

理由は、その時に必要なサイズの部屋に住むことができるからです。

 

 

私の実家は一軒家でした。

子どもが成人して実家を出た後、両親は家のスペースを持て余していました。

それを見ていて「もったいない」と思ったので、自分はずっと賃貸でいこうと決めていました。

 

 

しかし、うちの奥さんはぶっちぎりの持ち家派。

奥さんの主張は「家賃払い続けるより、持ち家にしたほうが安い」でした。

 

私が賃貸の良さを伝えても、シカト。

そう。夫の声は奥さんに届きにくいものなのです。

 

でも、持ち家にする良さもわかります。

そこで、私が折れる形で物件を探すことになりました。

 

物件探しの旅

 

建売やマンションを色々観にいきました。

でも、全くときめきませんでした。

自分が購入できる予算で探すと、満足できるものが1つもありません。

 

一方、こんな家に住みたいなと思う物件は、予算を大幅にオーバー。

 

 

buriko
私の収入だとこんなものか。。。

 

 

現実を突きつけられました。

それと同時に、自分が妥協出来ないことに気づくことができました。

 

 

buriko
家を建てるなら、注文住宅じゃないと満足できないかも。

 

 

自分の中で1つの基準みたいなものが明確になりました。

しかし、首都圏で注文住宅はマジでお金がかかる。

予算内で建てようと思うと、自分が望む地域に住めないことは確定。

 

マイホームは夢があると思っていた。

でも、そこにあったのは現実なのです。

 

実家を取り壊す

 

正月に実家に帰ったとき、家を探していることを親に話しました。

その話の流れで親は「近々実家を壊して土地を売り、2人で近くのマンションを買おうと思う」と考えていることを知りました。

 

、、、もったいない。

 

素直にそう思いました。

 

実家がある場所は、私が住みたいと思う地域ではありません。

でも、都心には出やすい場所ではあるし、最寄駅も徒歩で10分。

条件だけ見れば、ここに家を建てるとなったら妥協できる場所。

 

親に提案すれば二世帯住宅が実現しそう。

 

だけど、個人的な感情で二世帯住宅にするのは抵抗がある。

そして、奥さんもOKするかどうかがかなり大切。

 

 

奥さんの決断

 

実家を取り壊す話を聞いた晩、奥さんから驚きの提案があった。

 

 

奥さん
二世帯住宅の提案してあげれば?私はいいよ。

 

 

マジ!?

普通嫌がるものなんじゃないのか。

 

私だったら、奥さんのご両親と一緒に住むとなると、相当な覚悟がいる。

それなのに、自分から私の親と住むことを提案してくるなんて・・・。

 

その真意を尋ねると、彼女はまっすぐこちらを見て言いました。

 

 

奥さん
注文住宅で建てられるなら、私は二世帯を選ぶ。

 

 

す、すごい。

リンクのために龍になることを選択したゼルダのように、彼女の瞳に強い意思を感じました。

奥さんは二世帯住宅にすることを、自ら望んだのです。

 

・土地代が浮く

・注文住宅で建てられる

 

実家を建て直して、二世帯住宅にすることで、上記2つの条件が達成できます。

 

よって、私は二世帯住宅を建てることを決断しました。

超妥協。私個人としてはすごく妥協しました。

 

二世帯住宅のメリット

 

ここからは、二世帯住宅のメリットをお伝えします。

超妥協でスタートした二世帯住宅。

冒頭でもお伝えしたが、しばらく住んで思ったほど悪くないと感じています。

 

二世帯住宅のメリットは以下の3つ。

 

❶助け合って生きていける

❷Amazonを受け取ってくれる

❸子どもの面倒を見てくれる

 

 

❶助け合って生きていける

 

「あれ?醤油がない!」

こんなとき、親のところにもらいにいくことができます。

地味だが、これはすごくメリット。すごく助かります。

 

物の貸し借りだけではありません。

スキルの貸し借りもできるんです。

 

例えば、洋服のボタン取れちゃったみたいなことがあったとします。

 

私、ミシン持ってないんですよ。

でも、母親ってミシン持ってるじゃないですか。

そして、裁縫好きじゃないですか。

だから、「外れたボタンつけたい」って、自分にとってはハードル高いんですが、母親にとっては朝飯前なんです。

 

こういうのって逆もあります。

親がスマホでネット注文とか難しいらしんですけど、私にとっては30秒で済む作業だったりします。

 

こうやってお互いのスキルも貸し借りできるんです!!

これは、本当に助かります。

 

 

❷Amazonを受け取ってくれる

 

Amazonって置き配できるけど、置き配ってなんか不安がありませんか?

置き配用のBOXがあればいいですが、うちにはありません。

だから、雨の日の置き配とかはどうにか避けたい。

でも、私も奥さんも働いているとなかなか直接受け取れない。

 

そこで、親がいるとAmazonを直接受け取ってくれます!

仕事も定年を迎えて基本的に家にいるので、どんな時間帯でも受け取ってくれます。

冷凍のものだって、すぐに冷凍庫に入れて保管しておいてくれます。

 

ネット注文が当たり前になった世界では、すごく助かります。

二世帯にして良かったと感じた瞬間です。

 

 

❸子どもの面倒を見てくれる

 

私も奥さんも仕事をしていると、休みの日に掃除や洗濯など、家事をやる時間が必要になります。

しかし、子どもは大人の都合などお構いなしに「遊んでくれ!」と要求してきます。

 

「遊びたいけど、ちょっと待ってくれ!」

そう伝えても、子どもは理解できず怒ります。。。

 

そんな時、二世帯住宅であれば子どもの遊び相手をおじいちゃんおばあちゃんにお願いすることができます!

うちの娘は、親が遊んでくれなければ勝手におじいちゃんおばあちゃんのところに行きます。

 

これはとても助かります。

子どもがいない間に家事など済ませたいことができる。

両親もいっぱい孫と遊べて、結構嬉しそう。

こりゃ、win-winです。

 

 

上記のように、二世帯住宅にはメリットがたくさんあります。

一つひとつは大したことではないですが、日常の中で上記のような恩恵を受けると、快適に生活できるなと実感できます。

 

二世帯住宅を設計する上でのオススメポイント5選

 

ここからは、二世帯住宅を設計する上でのオススメポイントをご紹介します。

二世帯住宅って、二世帯が生活できるようにするので、コストがかかります。

削れるところは削ることがとても重要になってきます。

 

ここから紹介するのは、私が約2年住んで痛感したポイントばかりです。

ぜひ、設計する際の参考になればと思います。

 

私が思う二世帯住宅を設計する上でのオススメポイントは以下の5つです!!

❶2階の床暖房いらない

❷自動で点灯する照明いらない

❸玄関は1つでいい

❹ハイドアいらない

❺キッチン・トイレ・バスルームは別々

 

では、各ポイントについてご説明します。

 

❶2階の床暖房いらない

 

私は3階建ての二世帯住宅にしました。

1階は両親のフロア、2・3階は私たちのフロアです。

 

1階のフロアには床暖房をつけました。

最初、私たちが多くの時間を過ごす2階のリビングにも床暖房をつけようと考えていました。

でも、2階には床暖房は絶対にいらないです!!

 

最大の理由は、冬でも2階は普通にあったかいです。

両親は家にいることが多く、1階はいつも暖かい。

その影響を受けて、2階の床も冷えにくくなっている気がします。

 

また、最近の住宅は気密性がすごく優れていると感じます。

「一軒家は寒い。」なんてことを言われますが、全然そんなことないっす。

すごいですよ、最近の木造住宅はっ!!

さらには、冬でも冷たくなりにくいフローリングがいっぱいあります。

よって、2階に床暖房はいらないです!!

これで、コストを大幅にカットすることができます。

 

❷自動で点灯する照明いらない

 

最近は廊下とかトイレとか、スイッチを押さなくても自動で点灯する照明がいっぱいあります。

人感センサーが必要なので、スイッチで点けるタイプの照明より少しコストはかかります。

 

うちの奥さんは「廊下とトイレを自動で点灯する照明にしたい」と提案してきました。

ちょっとコストはかかるけどまぁいいかと思い、その提案を実現しました。

 

 

自動で点灯する照明、マジでいらないですっ!!

 

 

一軒家程度の広さの廊下・トイレなんかに、人感センサーは必要ない!!

自分で点けられるっ!!

 

なんなら、明るくしないで欲しいときあるじゃないですか。

夜中にトイレ行きたくなって寝室から出たとき、廊下は暗いまま歩きたいんですよ。

でも、自動照明ってやつは「あっ!お通りになるんですね!点けます!」って煌々と照らしてくるんですよね。

目が覚めちゃうのよ。

 

 

自動で点灯する照明によって、コストも爆あがりです。

一つひとつは大したコストじゃなくても、ダウンライトにすると結構数がいるんです。

これは自分で照明を考えさせてもらって、初めて気づきました。

家って、結構照明いるんですね。

 

よって、自動で点灯する照明はいらないです!!

 

❸玄関は1つでいい

 

二世帯住宅の場合、両親と自分たちのフロアを分けることが多いかと思います。

その場合、玄関はそれぞれ別にするか、1つにして共有するかという決断を迫られます。

 

玄関は1つでいいです!!

 

その最大の理由は、2つにするとスペースとコストの無駄になるからです。

 

ニ世帯住宅だけど、親と自分たちのスペースを完全に分けたいと思っている方もいるかもしれません。

しかし、二世帯住宅と認められるには、建物内で行き来できるようにする必要があります。

玄関をそれぞれ作ったとしても、どこか共有できるスペースを作らなければなりません。

 

でしたら、広めの玄関を1つにすることをオススメします。

そして、玄関から1階フロアへのアプローチと、2階フロアへのアプローチを作ればいいのです。

 

これでかなりスペースを節約できました。

 

あと、二世帯住宅のメリットでもお伝えしましたが、玄関1つにすることで両親がAmazonから届いたものを受け取ってくれるんですよ!!

 

二世帯住宅でも、玄関は1つで良いと思います。

 

❹ハイドアいらない

 

ハイドアってご存知ですか?

 

画像のように、天井までドアになっているものをハイドアと言います。

ハイドアにすることで、空間が広く見せるという効果があるそうです。

 

 

・・・いらなかった!

空間広く見せる必要ないっ!

 

 

ハイドアって、普通のドアに比べて結構コストかかるんですよ。

コストかけてまで空間を広く見せる必要なんか絶対ないです。

誰向けに空間広く見せる必要があったのかなと後悔しています。

 

普通のドアだろうがハイドアだろうが、2年住んでいて違いを意識する場面はほとんどありませんでした。

 

ハイドア、いらないですっ!!

 

❺キッチン・トイレ・バスルームは別々

 

二世帯住宅のプランを考えていると、「どうスペースを生み出すか」という問題との戦いになります。

二世帯住宅は、生活に必要なキッチン、トイレ、バスルームなどの空間が家の中に2つ必要になります。

そうすると、部屋の広さが狭くなる。

それが嫌なので、バスルームは共有でいっか。みたいなことを考えることになったりします。

 

 

キッチン・トイレ・バスルームは絶対に別々にしたほうが良いです!!

 

 

これは、敷地や予算など色々関わってくるので難しいですが、可能なら別々にすることをオススメします。

 

私が子どもの頃、父親の両親と二世帯住宅で暮らしていました。

その時は、バスルームだけは1つにして、おじいちゃんおばあちゃんと共有していました。

当時は家族7人で1つのお風呂を使っていたのですが、もうめっちゃ大変でした。

まぁ入りたい時間に入れないのと、ちょっと長風呂したいなって時も「いつ頃あがる?」って次に待ってる人が聞いてくるんですよ。

お風呂って、唯一ひとりになれる大切な時間だったりするじゃないですか。

その時間が不自由なことが結構ストレスだった経験がありました。

 

よって、私はキッチンもトイレもバスルームも別々にすることをオススメします!

別々にすることが、お互い快適に暮らすことに繋がります!

 

持ち家だからって、賃貸より安く抑えられることはない

 

二世帯住宅を建てて約2年。

費用面で分かったことがあるので、ぜひ皆さんにお伝えしたいです。

 

「持ち家の方が、家賃払い続けるよりコストを抑えられる」

 

持ち家にすることのメリットとして、奥さんをはじめ多くの人がこれを言ってくれました。

 

 

そんなことねぇ!!

 

 

これまでの費用を細かく計算した訳ではないので正確な数字はお示しできないんですが、賃貸のときと二世帯住宅にしてからの年間の貯金額が大して変わらない!!

 

確かに、家賃を払っていたときと比べて、家のローンの方がコストは下がりました。

住宅ローン控除とかもあって、税金面でもかなりの恩恵は受けているんだと思います。

 

でも、今までなかった支払いを自治体から命じられるんですよ!

固定資産税とか不動産取得税とかっ!!

 

支払う金額が結構デカいんです!

それぞれ「10万です」くらいの感じでポンと振り込み用紙が来るんですよ。

 

こういった税がかかるのは知っていたんですが、建てる前だと結局いくらかかるのはすぐわからないんです。

ここがすごく難しい。

設計の人に聞いたりしても「専門の人にちゃんと計算してもらわないとはっきりわからないんですよね」と言われて、「そういうもんか。まぁ、でも結局賃貸の時より安くなるよね!」と勝手に解決してました。

 

賃貸の時の家賃より、家のローンが2〜3万安くなった程度だと、「コスト浮いたわー!」と感じることができないのが私の体感です!!

 

 

持ち家を持つ理由がコスト面である方は、建てた後のランニングコストをしっかり確認することをオススメします!

 

二世帯住宅のすゝめ

 

これまで色々書いてきましたが、結論は「二世帯住宅を建ててよかった」と思っています。

 

二世帯住宅にする上で、「自分の親と奥さんの板挟み」がめんどくさいと思っていました。

所謂、嫁姑問題です。

 

でも、そんなのは取り越し苦労でした。

今のところ、嫁姑問題でストレスを感じたことはありません。

 

これは完全な私の主観ですが、私の母親(70)は嫁時代に苦労した気がするんです。

時代的なものもあるのかな。

だから、自分が姑ポジションになった今、自分が苦労したことを繰り返さないように色々考えているように見えます。

そして、奥さんも同じように色々配慮して生活してます。

嫁姑問題が、問題にならないようにめっちゃ頑張っているように思えるんです。

これも時代なんですかね。

 

あと、偉そうな言い方になってしまいますが、二世帯住宅ってすごい親孝行になってるかなって思います。

 

新築のキレイな家に住んでもらえるし、孫にもすぐ会わせられるし。

あと、母親はご飯のおかずとかすごい作ってくれるんですよ。

「自分たちで準備できるわ!」と思うけど、めちゃくちゃありがたくて、これも親孝行の1つかなと感じます。

 

結論、二世帯住宅は良いです!!

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