教える人の影響は、大きいのか小さいのか。

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こんにちは。

burikoです。

 

部下を持つ上司。

子育て中の親。

 

私たちは大人になると、多くの人が誰かに何かを教える立場になる。

 

私もそういう立場になって思うことがある。

 

教えてくれる人の影響は、大きいのか小さいのか。

 

人に何かを教わるとき、教える人が違っても内容は一緒であることは多い。

 

それだったら、誰が教えても一緒なんじゃないか。

 

その一方、教える人の影響って大きいと思うときもある。

 

そんな私の考えを揺さぶり続ける”教える人が与える影響問題”。

これについて、私が経験した2つのエピソードを通して考えてみる。

教える立場にある私たち大人は、結局どうすれば良いのか。

 

教える人の影響は小さいと思ったエピソード

 

教える人の影響なんて、小さいぜ!

学校での授業のことを考えていたら、そう思った。

 

○○○先生の授業はわかりにくい

 

教える人としてわかりやすい職業は、学校の先生だろう。

 

「○○○先生の授業はわかりにくい」

 

自分が学生のとき、このことはよく思っていた。

友達もよく言っていた。

 

これを言ったり思ってしまう気持ちはよくわかる。

先生の教えるスキルに差があるだろうし、わかりやすい先生とわかりにくい先生はいる。

 

 

先日、知り合いの数学の先生からこんな話を聞いた。

 

教科内で、全く同じ教材で授業をしている。

使っているプリントもスライドもみんな一緒。

だけど、生徒から○○○先生はわかりにくいという声が聞かれる。

それは1人の先生に対してだけではない。

それぞれの先生に「わかりにくい」と感じている生徒がいる。

 

 

これって、ちょっと不思議だ。

 

教えるスキルに差はあれど、同じ教材を使っていれば、生徒に伝えていることはほぼ同じはず。

特に数学はみんな同じ答えに辿り着く。

公式を証明の仕方など、教える人によって変わることはない。

数学以外の教科に比べて、より教える人の違いを感じづらい教科だと思っていた。

でも、全ての先生が同じ教材を使っていても、生徒は違いを感じているらしい。

 

自分にフォーカスしろ

 

先生によってわかりやすい・わかりにくいがあることは共感できる。

でも、大人になって思う。

 

「わからないことを、人のせいにしてないか?」

 

 

私も「この先生の言ってることわからないな。」と思い続けて授業を受けていた経験がある。

でも、授業がわからない本当の原因は、シンプルに自分が苦手なことだったり、自分のやる気の問題だったりしないだろうか。

自分自身が原因なのに、それを「○○○先生の話し方が嫌」「○○○先生の説明が雑」など、先生のせいに変換していないか。

と、大人になって思うようになった。

 

 

学校の授業で習うことは、ほぼどの先生も同じことを教えてくれる。

学習指導要領に沿って進められるものだし、どの先生も教えてくれる内容に差異はない。

だから、先生によって教え方に差はあるにしろ、先生のせいでわからないは単純にその課題から逃げているだけだ。

 

自分がわからないことを教える人のせいにしてはいけない。

しっかりと自分だけにフォーカスすることが大切だ。

 

 

教える人の影響は、大きいと思ったエピソード

 

教える人の影響は、大きいぜ!

ピアノを買いに行ったら、そう思った。

 

この人からピアノ買いたくない

 

娘がピアノを習っているので、楽器屋さんに電子ピアノを見にいった。

対応してくれた爽やか店員さん(以下、爽やか)は、ピアノのことを全く知らない私に丁寧に教えてくれた。

 

私がピアノを購入する理由を伝えると、これまで子どものためにピアノを購入した方々のケースを紹介してくれた。

それが本当に丁寧な説明で、わずかな時間だったが、すごく信頼できると思った。

私が考えていた購入条件を伝えると、娘の将来のことも想定して、爽やかさんはある電子ピアノをお勧めしてくれた。

 

爽やかさんがお勧めしてくれた電子ピアノにしよう。

 

そう決意して、後日改めて購入しに来店することを決意した。

 

 

後日、購入日。

爽やかさんが勧めてくれた電子ピアノを求めて楽器屋さんに向かった。

店内に入ってその電子ピアノの前に立ち、爽やかさんはいないかなと辺りを見回した。

 

すると、私の行動に気づいたおじさん店員さん(以下、おじさん)が声をかけてくれた。

 

「ピアノの購入をご検討ですか?」と聞かれ、目の前の電子ピアノを買うつもりと伝えた。

 

おじさんは「ピアノのご経験はありますか?」「ご自身がお弾きにになりますか?お子さんですか?」と尋問が始まった。

もう、爽やかさんといっぱい話したのにな。と思いながら、一応こちらの状況を丁寧に伝えた。

すると、おじさんは爽やかさんがお勧めしてくれた電子ピアノをではなく、もっとグレードの高いものを勧めてきた。

 

私は爽やかさんと相談したことは言わず、「いや、これにしようかと思います。」と伝えたが「多くのお客様は最初はこちらを選ぼうとするんです。」と言ってきた。

私が思う条件を伝えるのだが「逆に考えてみてください」「ピアノというのはですね・・・」みたいなことをすごい言ってくる。

 

ヤバい。どんどん購買意欲が下がる。

 

私の目は死んでいくのだが、おじさんはご自身のプランを提案し続けてくる。

 

この人からは、絶対買いたくない。

 

私はお店を出て、爽やかさんがお勧めしてくれた電子ピアノをAmazonでポチった。

 

 

自分にフォーカスしろ

 

自分が買おうと決めていた電子ピアノがあったにも関わらず、おじさん店員のおかげで、お店での購入をやめてしまった。

 

私が買いたい気持ちと、おじさんの営業スタイルは全く関係ない。

 

でも、そのおじさんの影響を受けて、欲しい電子ピアノの購入をやめるという意味のわからない行動をしてしまった。

 

 

これを経験して、教えてくれる人の影響って大きいと思った。

 

買いたかったのに、買いたくなくなるのだ。

そこに、理屈とかなかった。

このおじさんの前でピアノを買う行為が嫌になってしまったのだ。

 

 

後から考えると、爽やかさんもおじさんと似たようなことを言っていた。

ただ、おじさんから言われると、異常に受け入れることができなかった。

 

教えてくれる人の影響を、私はモロに受けた。

 

でも、結局欲しかった電子ピアノはAmazonで購入した。

おじさんの前で買うのが嫌だっただけ。

 

教えてくれる人の影響を受けずに、自分の欲しいものは自分で決めるべきだ。

しっかりと自分だけにフォーカスすることが大切だ。

 

 

たどり着いた結論は「自分にフォーカスすること」

 

上記2つのエピソードを体験して思った。

 

自分にフォーカスすることが大切だ。

 

教える人の影響は小さいと思っても、自分の意思が大事だと思った。

教える人の影響は大きいと思っても、自分の意思が大事だと思った。

 

どっちにせよ「私は、どうしたい?」というところに行き着くのだ。

 

 

だから、教える人は「教えてもらう側が大事にすべきこと」をわかった上で伝えたほうがいい。

教える人は、教えるべきことを教えるだけ。

あとはその人がどう受け止め、どう活かしてくれるか。

教えちゃった後のことは、教える人にはどうすることもできない。

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