こんにちは。
burikoです。
皆さんが所属する組織に八方美人はいますか!?
派閥とかに属することを嫌いながらも、平和にすごしたいから誰にでもいい顔をする。
自己主張はしないで、みんなのサポートに率先して引き受ける。
そんな八方美人タイプって、1人はいるのではないでしょうか。
八方美人って、なんかダメなイメージありませんか!?
みんなにいい顔して、自分の意見がない!みたいな。
海外じゃーそんなタイプはやってけないよーみたいな。
私も最初はそう思ってました。
でも、ダメじゃないんですよ、八方美人って!
のちに影響力を発揮してくるのが八方美人タイプだったんです!!
組織の中で地位の低いやつの意見はウザい
ノースカロライナ大学のアリソン・フラゲイルが行なった実験によると、上司に意見したり問題点を指摘すればするほど、その人が2年以内に昇給や昇進を受ける確率が低くなったそうです。
この実験から、地位の低いやつがでしゃばると評価されない傾向があることがわかります。
組織の主導権を握っている人は、原則的に影響力の低い人の意見を求めていないということです。
これを教えてくれたのは、池田貴将編著の『図解 モチベーション大百科』です。
組織に属する人は、このことを肌で感じた経験があると思います。
では、自分の意見、アイディアを聞いてもらうにはどうしたら!?
必要なものは“特異性信用”です。
特異性信用=ルールに従ってチームまたは目標達成に貢献することで得られる信用
その効果は、集団の中で信用を積み上げてきた人ほど、集団が求める言動からの逸脱を許されやすくなります。
つまり、組織で影響力を持ちたければ、全力で組織に貢献して”特異性信用”を積み上げる必要があるわけです。
”特異性信用”が八方美人の地位を上げる
では、”特異性信用”を積み上げるにはどのように振る舞えば良いのでしょうか。
それは八方美人になること。
八方美人のマインドは、みんなに好かれること。
そのためには、相手に尽くす場面が多々あります。
みんなに好かれたいので、ちょっと頑張れば誰でもできるような仕事をバシバシ引き受ける必要があります。
自分にちょっとした仕事が集中してくる時期もあるでしょう。
でも、忙しい感じに見せてはいけません。
八方美人は常に安定していることが大切です。
そして、1つずつ丁寧にオーダーされた仕事をこなしていきます。
これを続けていると、個人またはある集団から飲み会等のイベントに誘われます。
ここで、八方美人としての大切な振る舞いがあります。
それは、
誘われたものに簡単に行かないことです。
飲み会は特にそうです。
2次会は特に避けた方が良いです。
もし飲みが好きな集団と多く時間を過ごしたら、別の個人または集団から「あいつ、あっち側にいったな。」と判断され、距離を置かれる可能性がありからです。
八方美人はあくまで、みんなと公平な距離感にいる必要があるのです。
イメージはちびまる子ちゃんに出てくる花輪くんです。
みんなと一緒に過ごしてるけど、ちょっとレア感がある。
登下校は爺やが送り迎えしてるから、放課後一緒に遊べたりしないけど、またに遊べるとみんなめちゃくちゃテンション上がる。
八方美人は公平性と安定感、レア感と期待に応えるチカラを兼ね備えている必要があります。
八方美人を続けていると、”特異性信用”が積み上げられます。
そして臨界点を突破した時、こちらの意見・アイディアを求められます。
意見を求められた時、今までの経験からその人が何を期待しているのかわかります。
それを伝えると共感を得られます。
さらに今まで溜めていた自分の意見・アイディアをプラスして付け加えます。
すると、どうでしょう。
今まで積み重ねた”特異性信用”が作用して、相手にスッと浸透してことを感じられるはずです。
たとえ自分の考えが通らなくとも、浸透したことが大切です。
浸透した事実が、『あいつの意見って、斬新かも』と相手に残ることでしょう。
こうして、ある一定の期間をかけて八方美人を続けると、いつの間にか自分の考えを受け入れてくれる環境になっています。
5月も中旬に差し掛かり、色々なことに悩み出した新卒社会人のみなさん!
ご参考にして頂くと仕事が楽しくなるかもしれませんよ!