こんにちは。
burikoです。
大人になって色々経験すると、今まで考えなかったようなことを考えたりする。
「人は何のために生きているのか?」
この問いの答えを私はまだ見つけられていません。
でも、おばあちゃんがその答えにたどり着くヒントを教えてくれた。
元気になっていったおばあちゃん
![](https://burikoland.com/wp-content/uploads/2019/09/david-monje-4podE_V_tAc-unsplash-1.jpg)
「人は何のために生きているのか?」
おばあちゃんは、この問いのヒントを言葉で教えてくれたわけではない。
私がおばあちゃんと接してたら、教えてもらったことがある。
介護老人福祉施設に入居する前のおばあちゃん
おばあちゃんは、現在介護老人福祉施設に入居している。
入居することを決断した大きなきっかけは、おじいいちゃんが亡くなったこと。
おじいちゃんが亡くなって、しばらくおばあちゃん一人で生活していた。
おじいちゃんのことが大好きだったおばあちゃん。
おじいちゃんが亡くなった影響なのか、おばあちゃんは頻繁に体調を壊すようになった。
一時は生死を彷徨うほどの夜もあった。
何とか自宅に戻れるまで回復しましたが、物忘れも多くなってきた。
周りの家族はおばあちゃんが1人で生活するのが心配だった。
そこで、同居や介護老人福祉施設を勧めた。
しかし、おばあちゃんは「家を離れたくない。」とそれらを拒否した。
おばあちゃんだけの生活が約5年間続いた。
その間も体調の悪化は続き、足も悪くなり車椅子での生活になってしまった。
それをきっかけに、おばあちゃんは老人介護福祉施設に入居することを決意した。
老人介護福祉施設に入居したときのおばあちゃんは完全に車椅子。
自力で歩くことが難しくなってしまった。
以前より物忘れも多くなっていた。
便秘が続き、体調も良くない。
そして何より、元気がなくなっていた。
「早くおじいいちゃんのところに行きたい」
寂しいけど、これが口癖になってしまった。
介護老人福祉施設に入居した後のおばあちゃん
老人介護施設に入居して1ヶ月。
「ここは疲れる。」とおばあちゃんはよく言っていた。
おばあちゃんは人に気を遣いすぎてしまう性格のため、他の入居者の方々が気になってしまうようだ。
介護士の方にも気を遣っているようで、めちゃくちゃ愚痴をこぼしていた。
でも、何だか私は嬉しかった。
こんなに話すおばあちゃんを久しぶりに見たからだ。
***
老人介護福祉施設に入居して1年。
おばあちゃんに久しぶりに会いに行ったとき、私は衝撃を受けた。
おばあちゃんが1人で歩いてるっ!!!
車椅子生活で自分で歩くことができなかったのに、普通に歩いている。
介護士の方に、歩けるようになった瞬間のエピソードを聞いた。
おばあちゃんに同じ施設内でお友達ができた。
そのお友達は車椅子で移動されていた。
そのお友達は、私のおばあちゃんより介護士のサポートが必要だった。
世話好きのおばあちゃんは、自分ができる範囲でお友達のサポートをしていたそうだ。
そしてある日、おばあちゃんが車椅子から立ち、お友達の車椅子を押し始めたんだとか。
その日からおばあちゃんは歩くことに自信を持つことができたそうだ。
おばあちゃんの脚は歩けないわけではなく、気持ちの問題だったとか。
私は歩くおばあちゃんを見て、本当に嬉しかった。
「おばあちゃん歩けるじゃん!」
そう伝えると、おばあちゃんは言った。
「なんか歩いた方が早いのよー♪(´ε` )」
マジかよっ( ゚д゚)!!
人は誰かに貢献するために生きている
![](https://burikoland.com/wp-content/uploads/2019/09/diego-ph-nyESNc7uz9c-unsplash-1.jpg)
今では、おばあちゃんは会いにいくたびに元気な姿を見せてくれる。
物忘れも少なくなってきた。
そんな元気になっていくおばあちゃんを見て確信した。
『人は、誰かに貢献するために生きている』
おばあちゃんの姿を見ていると、心の底からそう思える。
私も、おばあちゃんに貢献したい。
こんな想いが、今日も生きている理由なのかもしれない。