こんにちは。
burikoです。
今さら言うことでもありませんが、日本に住む外国籍の方が年々増えています。
学校のクラスに外国籍の子がいても、珍しくありません。
日本人と外国の方では、感性や価値観が異なる部分があります。
私は教員として日本の生徒と外国籍の生徒を見ていて、すごくわかりやすい違いに気付きました。
それは挨拶のときです。
日本人は真顔で「こんにちは」
外国籍の子は笑顔で「こんにちは」
この違いは、すごくハッキリ出ています。
こんな話を聞いたことがあります。
日本以外の国はまだまだ治安が悪く、人に対して自分は安全だとアピールする必要があり、その1つの方法が笑顔だそうです。
日本は安全なので、そんなこと意識する必要がありません。
こういった背景から挨拶のときの違いが出るのでしょう。
こういう違い、実に面白い。
実際に比較しないと気付けないものですよね。
教員をしていると、外国籍の生徒に「なんで日本人は◯◯◯なんですか?」とよく聞かれます。
その中で、私自身がハッとした2つを紹介します。
なんで日本人はみんな同じ髪型なの?
外国籍の生徒Aくんが昨日とは違うヘアスタイルだったので、「髪型変えたね!」と話しかけました。
すると、先生も変えなよと提案された流れで、「なんで日本人はみんな同じ髪型なの?」と質問されました。
日本人の私は言ってやりましたよ。
「みんな同じ髪型じゃねぇ(`・∀・´)!!」
みんな同じ訳ないだろうと伝えました。
しかし、A君は言います。
「デモ、センセイ…ミテクダサイヽ(・∀・)」
そう言ってクラスの日本人の子たちを指差します。
指差した日本の男子生徒を見ると、長さなどに微妙な違いはあれど、基本こう↓

_| ̄|○
タシカニイッショニミエルカモー
A君の言う通りでした。
私から見たら違いはあるけど、小さな違いなんです。
日本人の子は前髪下ろしてたし、サイドなんてみんな耳に被るくらいで一緒!
外国籍の子たちのヘアスタイルは、一人ひとり全然違います。
個性爆発。
A君は最後に教えてくれました。
「日本ハ規則ガ厳シイカラ、同ジニナッテイクンダト思イマス」
A君が感じてること、あるのかな?
なんで日本人はFaceTimeで話さないの?
ある日、外国籍の女子生徒Bさんに突然言われました。
「先生ハ顔見テ電話スルノハ、恥ズカシインデスカ?」
急にどうしたと思いましたが、Bさんは日本で暮らしていてずっと思っていたそうです。
日本人はFaceTimeとかビデオ通話とかしないで、音声のみで話してる人がほとんどだと!
確かに!
私もFaceTimeなんて使って電話したことがありません!
でも、言われてみれば外国の方は外でもFaceTimeで話している人が多いかも!
私は逆に「なんで音声だけじゃダメなの?」と質問しました。
Bさんは教えてくれました。
「ダッテ顔見エナイトドンナ気持チカワカラナイデショー?」
_| ̄|○
タシカニー!
正論すぎます。
コミュニケーションってそういうことです。
やっぱり顔見て話さないと。
この時代はもはやFaceTimeは普通なのに、今だに電話は音声のみという概念にとらわれていた自分に気付かされました。
Bさん的には、
「日本人は恥ズカシイカラ顔ミセテクレナイ。InstagramトカFacebookモ顔ヲノセナイノハ日本人バッカリ」
と感じているそうです。
この感覚何なんでしょう??
彼らは違いを受け入れている
外国籍の子たちは色々日本人の不思議を感じているようですが、最後に必ずこう言ってくれます。
「違クテモイインデスケドネー♬」
彼らは自分たちが正しいと主張したいわけではなく、純粋に疑問に思っていて、その理由を知りたいだけなのです。
なぜそうしているのか。
そこに強い興味があるようです。
外国籍の子たちの行動を見ていると、全ての行動、考え方に明確な理由があって、それをハッキリ言葉で表現できます。
でも、日本人ってその辺あまり意識していなくて、思うことがあってもハッキリ言うのを遠慮しる傾向がある気がしています。
私もそんな気がします。
どちらが良い悪いではありませんが、違いを受け入れた上で質問してくれる生徒がかっこいいなと思いました。
そんな彼らと話していて、すごく楽しいです。
先入観ゼロで受け入れることがコミュニケーションの第一歩だと再認識できました。