こんにちは。
burikoです。
２０２４年３月１日。
漫画家の鳥山明さんが永眠しました。
ファン、関係者の皆さまへのお知らせhttps://t.co/JleA2lcI8l pic.twitter.com/f99XQFfLdF
— ドラゴンボールオフィシャル (@DB_official_jp) March 8, 2024
私の青春を支えた
ドラゴンボール。
その産みの親である
鳥山先生には感謝しか
ありません。
鳥山先生が描く世界が
あったことを忘れないために、
ドラゴンボールの思い出を
ここに書き綴ります。
水曜１９：００に消える少年
刻は、
１９８６〜１９９６年ごろ。
当時小学生の私は、
狂ったように
外で遊んでいました。
毎日、毎日。
公園で木に登っていたり
友達を追っかけていたり。
木に登るのは、
本当に楽しかった。
自分のお気に入りの木を決めて、
お気に入りの枝の場所まで登る。
その場所は
自分だけの隠れ家のようで、
漫画の主人公のように
頭の後ろで両手を組んで、
枝の上に寝転んでいました。
背中が痛くて、不快でした。
そんな外で遊ぶのが
大好きな少年少女たち。
彼らが、一斉に外から消える日が
週１回あります。
水曜１９：００です。
この時間は
アニメでドラゴンボールが
放送されていました。
あの頃、少年たちは
友達と遊ぶよりも
ドラゴンボールを
優先していたんです。
ドラゴンボールが放送される日は、
街から少年たちが消えます。
空き地から野球のボールが飛んできて
家の窓ガラスが割られちゃう近所のおじさんにとっては、
すごく安心する時間だったでしょう。
１９時前から
私はテレビの前で待ちます。
鎮座。
OPが流れた瞬間、
私の目の輝きは月夜を照らしました。
いや、私だけではなく
日本中の少年少女の目の輝きは増して、
その輝きを集めたら悟空も大猿になったことでしょう。
あの時のワクワク感は
今でも忘れられません。
気のコントロールに勤しむ少年
ドランボールといえば
武空術とエネルギー弾。
これに憧れた少年は
数知れず。
当然、
私もその１人でした。
武空術を使って飛びたい。
シュワンシュワン言わせたい。
エネルギー弾を出したい。
ポピーって言わせたい。
そう願っていましたが、
使えるのは悟空たちだけ。
幼心なりに
「悟空たちと自分達は違うんだ。」
と理解していました。
しかし。
ある回でその価値観は
一変します。
ビーデルが悟飯に
武空術を習うシーンがあるのです。
悟飯によると
「気のコントロールさえできれば飛べる」
とのこと。
気のコントロールの
修行を始めたビーデルは、
２日くらいで浮いてました。
ただの地球人でも
舞空術ができるようになる…。
こんな希望を持たされたら
修行を始めるのは至極当然。
その日から、
私は本気で気のコントロールの
修行を始めました。
私は、お風呂で修行してました。
理由は２つ。
１つは、
誰にも見られずに修行して、
習得したら
いきなり親の前で武空術使ってやろうと
思っていたから。
２つ目は、
初心者の私には気が見えなくて
修行がうまくいってるかわからない。
そこで、
お風呂の湯気が気のめぐりを
可視化してくれると考えて
お風呂を選びました。
小学生ながら
この時の賢さは
今でも誇らしいです。
右手と左手の間に
気を集める修行から
始めました。
お風呂の湯気が
揺らぐと
興奮しました！
ついに
気がコントロールでき始めていると！
聞いてくれ。
１０歳の私。
お前の鼻息で
湯気が揺らいだだけだから。
鼻息のせいとは
少しも疑わず、
１０歳の私は
中学に上がるまで
気のコントロールの修行を
お風呂で続けましたね。
学校では
皆勤賞を取ることはなかったけど、
気のコントロール修行は
皆勤賞だよ。
今でも続けていれば
ちょっとは浮けるように
なっていたのかなぁ。
トレペで模写し続ける少年
「うつしえ」ってご存知ですか？
画像引用：Amazon
所謂、
トレーシングペーパーのことです。
絵を描くことが好きだった私は、
親にうつしえを買ってもらって、
ドラゴンボールの絵を
写しまくっていました。
うつしえを通して
鳥山先生の絵をみるたびに、
ちょーうまいなと思い知らされました。
Z戦士の筋肉かっこいい。
少年クリリンの体のバランスかわいい。
スーパーサイヤ人の気のバリバリ秀逸。
画：buriko
絵を描くのが好きだったけど、
もっと好きになれたのは
鳥山先生のおかげです。
色々教えてくださり、
ありがとうございました！
