こんにちは。
burikoです。
先日、職場の先輩と「後輩に『教えること・理解してもらうこと』って難しいよね。」みたいな話をしていました。
そんな話の中で、『今の若い子たちの方が高度な理解力を求められる』という結論が導かれて驚愕したので、そのことについて書き綴ります。
”怒鳴られた世代”と”怒鳴られない世代”
職場の先輩がこんなことを言ってました。
私たちは先輩によく怒鳴られた。
自分ではどこがダメだったのかよく分からなくても、怒鳴られるから「これはダメなのか。」と理解できた。
最近は先輩が後輩に怒鳴ることも少なくなっている。
怒鳴られない世代は、先輩に指摘を受けているときどこがダメと指摘を受けているのか自分から理解しなければいけない。
これってすごい高度なスキルが必要だよ。
先輩の考えをいらすとやで表現するとこういうことです!↓

怒鳴られると相手がめちゃくちゃキレてるのがわかります。
どこがダメか自分で理解できなくても、相手は怒っているので『相手にとっては到底受け入れることができないこと』だということがわかります。

怒鳴られない場合、自分のしたことを諭されるように言ってもらえます。
相手の雰囲気から「あーこれはダメなことだったのかな?」と察し、そして論理的に説明を受けることができます。
”怒鳴られない世代”の難しさ
先輩が教えてくれたのは、”怒鳴られない世代”の難しさ。
その難しさとは『自分の感情との戦い』です。
もし怒鳴られた場合
相手がめっちゃ怒っているので、とりあえず「すいません」と引く選択肢が頭をよぎります。
シンプルに怖いという感情があるかもしれません。
「(言いたことあるけど、今は伝わらなそうだな。)」と感じるかもしれません。
とにかく、相手の感情と想いを受け入れて、一旦引くことを考えます。
そして、1人になって冷静に怒鳴られたことを振り返り、「あそこがダメだったのか」と理解します。
もし怒鳴られない場合
相手は落ち着いて、論理的に想いを伝えてくれます。
相手の言いたいこともわかるけど、「いや、そこはそうじゃないんだよな。」と言いたくなり、自分の想いも主張します。
自分の想いを主張しているうちに、自分の大事にしたいことしか見えないようになって、相手の指摘している部分が後回しになってしまう。
自分の感情に振り回され、相手のことを受け入れづらくなる。
自分の感情との戦い
上記のようなパターンだけではないと思いますが、先輩の考えがわかる気がします。
”自分の感情”が他者を受け入れることを難しくすることはあります。
人間は感情の生き物。
しょうがないことかもしれませんが、『”怒鳴られない世代”はここを早く理解してコントロールする必要がある』というのが先輩の想いです。
まとめ
”怒鳴られた世代”と”怒鳴られない世代”。
どちらが良い悪いはないし、私は怒鳴られると怖いので嫌ですが、先輩が考えていることはすごく大切な気がします。
自分の先入観、価値観をゼロにして、一旦相手の想いを受け止める。
ここが他者理解する上で大切なのではないでしょうか。