こんにちは。
burikoです。
ジョン・デューイという人をご存知ですか!?
ある大学でジョンデューイに関する講演を聞いて、私、思いました。
「失敗した経験に勝るものはねぇな。」
これまでの人生で学んできたことって、いっぱいあると思います。
でも、自分に強烈に影響を与えている学びって、失敗した経験なのです。
当たり前だけど大切だと再認識した”失敗した経験”。
今回は”失敗した経験”について書き綴ります。
ジョンデューイって何者?

彼がジョン・デューイです。
口髭がステキなメンズですね。
ジョン・デューイはアメリカの哲学者です。
色々なことを考え、社会にインパクトを与えた人物。
そんなジョン・デューイは、こんな名言を残しています。
「Learning by Doing!」
(為すことによって学ぶ)
「何か行動しながらの方が学べるよ。」という意味が込められているようで、私個人としては”経験が糧になる”というニュアンスに近いのかなと感じました。
”Learning by Doing”と発言したデューイの考え方は、ワークショップの源流にもなっているそうです。
「Learning by Doingかー。」
そんなこと今まであったかなと自分を振り返っていると、いくつかのシーンが頭に浮かびました。
そして、そのシーンには共通点があったのです!
それは、全て”失敗した経験”でした。
他の人に「いや、それ違うから!」と指摘を受け、「えっ!?これダメなんですか!?」みたいなエピソードばかりが頭に思い浮かぶのです。
”失敗した経験”はここまで強烈に残っているものなのか・・・。
私の”失敗した経験”
数ある”失敗した経験”の中で、しょうもないけど今の私に大きく影響しているものを1つご紹介します。
友達にあだ名をつける話
小学校4年生のときです。
学校帰りはいつも決まったメンバーと帰っていました。
ある日、帰りながら1人の子(以後A君)のあだ名を考えようということになりました。
みんなで思いついたあだ名を発表して行きます。
最初は真剣に考えていたのですが、途中からみんなネタがなくなって目に入ったものを適当に言い始めました。マンションの名前とか。
そのノリはすごく楽しくて、私もガンガン目に入ったものを叫びまくりました。
「郵便ポスト!!」
「空き缶!!」
「エリエール!」 ←通りすがりの人が持っていた。
A君も「イヤだよー。」と笑いながら楽しんでいました。
そんなノリを続けながら、その日は解散しました。
翌日。
帰りのHRのときに、先生が「A君から話がある。」と言い出しました。
A君「昨日、◯◯君とburiko君にあだ名をつけられて、すごく嫌でした。」
Σ(・□・;)!!
私は、ビックリしました。
まさかA君が嫌がっているとは思っていなかったからです。
先生「◯◯君とburiko君は立って!」
先生に立つよう言われて、めちゃくちゃ動揺しながら泣いてるA君を見ました。
先生に「なぜそんなことをしたんだ?」と問いかけられましたが、何も言えませんでした。
昨日のあだ名をつけようという件は、ノリでしかなかったしA君も楽しんでいると思い込んでいたからです。
それが、まさかA君にとって嫌なことだったとは・・・。
気付けば、私も泣いていました。
なんかいろんなことが悲しくなってしまったのです。
すると、先生は私に言いました。
先生「泣くくらいだったらやるな!!」
ヒィーーーーーー。゚(゚´Д`゚)゚。
この失敗から学んだこと
私は上記の失敗から、以後めちゃくちゃ意識するようになったことがあります。
楽しいノリでみんながワァーとなっているとき、全然ノッていない人がいないかどうかをよく見ます。
もし、いたらそのノリを落ち着かせるよう立ち振る舞うか、そのノリについていかなくてもいいよねみたいな別の集団を作るように動きます。
みんなが楽しめていない場を極度に嫌うようになったのです。
「泣くならやるな!」と言った先生の顔は今でも覚えています。
「おっしゃる通りです。゚(゚´Д`゚)゚。」と心の底から思いました。
あのときやらかしてしまったこと。
”失敗した経験”が私にインパクトを与え、自分の大切にしていることに繋がっています。
失敗を成長に変換する方法
わざわざ言うことでもないですが、人は失敗することをきっかけに成長できます。
上手くやり遂げた経験は鮮明に思い出すことはできないけど、”失敗した経験”は鮮明に覚えているものです。
”失敗した経験”から学んだことが、今の自分だったりするかもしれません。
もし、自分が何を大事にしているのか分からなくなったら、過去の失敗を思い出すとヒントがあるかもしれません。
また、失敗を成長に変換する方法が1つあると思っています。
それは、”リフレクション”です。
しっかり反省すると言うことではありません。
その失敗に関わった人みんなで、その失敗についてフランクに話をします。
例えば、仕事で何かやらかしたことが後の飲み会でネタになったりします。
「いやーあんときはさー・・・」
「オレはこう考えててさー・・・」
「って言うか、これからこうすればいいんじゃね?」
このように、あのときの自分が何を考えていたら言語化したり、他の人がどう考えていたか聞いたりした場面ってありませんか。
失敗についてフランクに話せる場があると、「あーそう言うことか!」って思える瞬間があったり、過去のことばかりじゃなくてこれから先のことを良いムードで話せます。
これが自分の成長につながるのではないでしょうか。
”失敗”って、した瞬間はホント嫌だけど、成長するためには欠かせない要素かもしれません。