こんにちは。
burikoです。
ある日の散歩中のこと。
子どもと2人で飛行機を見上げていた。
「あー白い飛行機が飛んでるー。見える?」
そう問いかけると、子どもは問い返してきた。
「なんで白いの?」
Σ(*´Д`*)!!
目から鱗だった。
飛行機はなぜ白いのかと言われるまで気づかなかった。
車は豊富な色のバリエーションがあるのに。
次から次へと飛んでくる飛行機全てが白い。
マジで白ばっかりだ。
子どもから頂いた素朴な疑問。
「なんで飛行機は白いのか?」について、google先生に聞いてみた。
飛行機が白い3つの理由
「なぜ飛行機は白いのか」という問いに答えるべく、複数のサイトを拝見して、3つの理由があることを導き出した。
その3つの理由はこれだ。
①コストが安い
②白は熱を吸収しにくい
③整備面でも都合がいい
①コストが安い
飛行機が白い理由の1つ目は「コストが安い」ことだ。
これは、「白が安くて、白以外の色が高い」ということではない。
白以外の色を塗る場合、発色をよくするために先に白を塗る必要があるというのだ。
例えば、ピンクの機体にするとしよう。
このとき、金属剥き出しの機体にピンクを塗るより、真っ白にした機体にピンクを塗った方が色が良く出るという。
これ、わかる気がする。
キャンパスだって白いもんね。
発色をよくするためには、ベースを白にすることは必須のようだ。
つまり、白の機体でよければ、1回塗ればいい。
白以外の機体は2回塗る必要がある。
よって、白い飛行機の方がコストが安いのである。
また、2度塗りは期待が重くなるデメリットもあるという。
大型の飛行機を塗装すると、塗料だけで約200kgになる。
二度塗りしたら、その倍だ。
空を飛びたい飛行機にとって、軽い方が良いに決まっている。
よって、重量のことを考えても、機体は白い方が良いのである。
②熱を吸収しにくい
飛行機が白い理由の2つ目は「熱を吸収しにくい」ことだ。
飛行機は色々なところを飛ぶ。
地上にいたり、上空にいたり。
寒い地域に行ったり、暑い地域に行ったり。
飛行機はそれぞれの場所で熱の影響を受け続けている。
白は、熱を吸収しにくいという特性を持っている。
よって、熱の変化に晒される飛行機にとって、白いことは好都合なのだ。
また、旅客機であれば、中には多くのお客様が乗っている。
快適な空の旅を提供するには、適切な温度管理が必須。
白であれば熱を吸収しにくいので、空調コントロールの負荷も軽減できる。
よって、飛行機は白い方がいいのだ。
③整備面でも都合がいい
飛行機が白い理由の3つ目は「整備面でも都合がいい」ことだ。
飛行機は安全に飛行するために、整備士の方がものすごい数の項目をチェックしている。
例えば、サビやオイル漏れのチェックがある。
機体が白であれば、それらは発見しやすい。
しかし、機体が黒であれば、白より発見が難しいだろう。
よって、整備の面から考えても、飛行機は白い方がいいのだ。
そもそも塗装しなきゃいけないの?
飛行機が白い理由を調べるうちに、1つ疑問が湧いてきた。
「そもそも塗装する必要ってあるのか?」
塗ればお金かかるし、機体も重くなっちゃう。
だったら無理して塗らなくてもいいんじゃないか。
そう考えたのだが、調べてみると、塗装することにも意味があった。
塗装は機体保護になっているのだ。
色々なものの傷やサビから守る役目をしている。
よく考えれば、そりゃそうだ。
全裸で上空を飛ぶより、洋服着込んで飛んだほうが、絶対快適だ。
飛行機の塗装は、ただかっこよくするためだけではない。
塗装は、飛行機自身を快適な空の旅を実現するためのものだった。
白、最強説
そういえばロケットって白い。
「黒いロケットとかかっこいいじゃん」と思っていたが、きっと白い方が色々をメリットがあるのだろう。
車って黒だと値段高かったりする。
あれって人気だからだと思ってたけど、黒にする手間がかかってるからかな?
それで熱吸収してたんじゃー、なんかもったいないかも。
白にしていることには、ちゃんと理由があるのだ。
世の中のことにもっと疑問を持てれば、知らなかったことを知ることができる!
面白い。
参考webページ
・乗り物ニュース飛行機の塗装、なぜ「白」が多い? コストだけでないさまざまな理由
https://trafficnews.jp/post/79996
・SHIRABEEチコちゃんが「飛行機がなぜ白いか」を解説 合理的な理由に納得の声相次ぐ
https://sirabee.com/2019/06/15/20162100639/