こんにちは。
burikoです。
最近、高校の校則でツーブロックが禁止されていることが話題になっています。
なぜ「ツーブロック禁止」なんて校則が生まれるのでしょうか。
今回は、現場で「ツーブロック禁止」に関わっている私が、「なぜツーブロック禁止になるのか?」「この問題をどう乗り越えればいいのか」について書き綴っていきます。
先に、私の結論を申し上げますと、
「高校生らしい」という概念が全ての原因だと思うんです!
目次
“ツーブロック禁止”が話題になったきっかけ
「ツーブロック禁止」が話題になったのは、次の動画がきっかけです。
上記の動画によると、
「ツーブロック禁止は事件・事故に遭うケースがあるから」という理由だそうです。
ここだけ聞くと、「あーそうか!だからツーブロックはダメなのか!」と納得する人は少ないんじゃないでしょうか。
テレビで、あるコメンテーターの方が言ってました。
人を外見で判断してはいけないと教える学校が、それに反することをしていて「バカだな」と思う。
確かに、そうです(´;Д;`)
ツーブロック禁止になる理由
高校でツーブロックが禁止になる理由って、以下の2つだと考えています。
①高校生を職業として捉えている
②ツーブロックにも色々ある
①高校生を職業として捉えている
私が高校のときの話です。
「高校生らしい髪型」「高校生らしい態度」的な言葉が普通に使われていました。
「オッケーオッケー。要はちゃんとしろってことね。」
何事も深く考えない浅はか人間だった頃の高校生の私。
「高校生らしい」という言葉に何の違和感もなく受け止めていました。
いや、受け流していたのかもしれません。
でも、今は違和感あります!
「高校生らしい」ってなんだよって。
「高校生らしい」を説明させたら、絶対人それぞれになっちゃうよ、と。
今となっては「高校生らしい」という表現をする学校は少ないように思いますが、このニュアンスはまだ学校に残っているところがあります。
これって、「高校生」を1つの職業として捉えているような感じがするんです。
例えば。
美容師がツーブロックだったとしても、何にも言われないと思うんです。
でも、学校の先生が強めのツーブロックだったら「いや、それはちょっと…」ってなると思うんです。
その職業にツーブロックが合っているかどうか。
ここがポイントではないのでしょうか。
この流れで、高校生にとってツーブロックは合わないと感じてる人が多く存在し、その結果「ツーブロック禁止」となるのです。
②ツーブロックにも色々ある
ツーブロック禁止を大切に思っている方々は、かなり強めのツーブロックを想定しています。
「サイドのボリュームを抑えてスッキリ見せるためのツーブロック」ではなく「個性の表現としてのツーブロック」。
人によっては「そりゃ、ちょっとやりすぎだろ」と思われてしまうような。
googleでツーブロックを画像検索してみました。

うん。
ツーブロックでも、色々デザインがありますね。
ツーブロックの幅が広い!
学校って、近所の方が結構気にして下さっている場所なんです。
「お宅の生徒が騒いでるぞ」「お宅の生徒がだらしないぞ」など、連絡を受けたことがあります。
強めツーブロックの生徒が集団で下校していたら、
インパクトの強さに「近所の小学生が怖がる」などの連絡が来る気がします。
同じツーブロックでもどこまでがOKでどこからNGなのか。
その辺の線引きが本当に難しいから、「ツーブロック禁止」となるのです。
この問題をどう乗り越えればいいのか?
私、「ツーブロック禁止」問題を乗り越える方法は1つだと思っています!
各学校が、もっと個性を出しちゃおう!
今回、「ツーブロック禁止」が話題になったのは公立高校です。
公立だから、どこの学校も同じようにツーブロックを禁止しているところがあったかもしれません。
「これからは個性の時代」なんて風潮は結構浸透してきているし、
学校ももっと個性出してもいいと思うんです!
例えば、
「外見が人を作ると思っているから、うちはツーブロックなんて禁止じゃー!」
このように、気持ちよくツーブロック禁止する学校があってもいいんじゃないでしょうか。
これに共感できない生徒は、入学しなければいいだけだし。
「校則は生徒に全て作らせます。教員はそこに一切関わりません。」
このような学校も素敵だと思います。
「校則は教員と生徒で話し合って決めます。よって、うちの校則は日々変化します。」
こんな学校も楽しそうですよね。
高校って普通科が多いから、色んなことが普通になっちゃってる学校が多いように感じます。
どんな人も受け入れる学校も大切だけど、個性的な学校もあっていい!
色んな個性のある学校があって、その中から自分の行きたいところを選ぶのって、すごく有意義な時間になると思う!
これまでの偏差値ベースの高校選びがちょっと変わる気がします。
ツーブロック禁止が正しいのがどうか決着つけるより、個性的な学校を積極的に提供していくのが大人の役目かもしれません。
ツーブロック禁止は、私たちに何をもたらすのか?
個人的に、「問い方」ってすごく大切だと思っています。
問い方によって、返ってくる答えが無意識に誘導されることってあると思うんです。
「なぜツーブロックは禁止なんですか?」
こう問いかけると、禁止にすべき様々な答えが返ってきます。
聞いた側は「いやでもさ・・・」と反論します。
ツーブロック容認派とツーブロック禁止派にハッキリと分かれて、議論することになります。
そこで、私は問い方をちょっと変えてみたらどうかと思うのです。
「ツーブロック禁止は、私たちに何をもたらしますか?」
この問い方だと、全員が一旦ツーブロック禁止の視点に立って考えることになります。
前提条件を合わせる。
これって、ムードよく対話できることにつながるはずです。
そしたら、きっと何かこの問題の乗り越え方が見えてくるのではないでしょうか。
おまけ
校則について、違った視点で考えてみました!
お時間あるときに、お読みいただけると幸いです!