こんにちは。
burikoです。
皆さんご存知のことですが、楽しく生きていく上でチームワークってものすごく大切です。
人は1人では絶対に生きていけません。
家族、学校、友達、会社・・・
必ずどこかの集団(チーム)を形成し、そこに属しています。
人が集まると、みんなで決めた目標に向かって行動します。
目標を達成するために、チームワークが必要です。
チームワークが大切だときっとみんな知っています。
だけど、チームワークが上手く形成できずに苦労しているチームがいっぱいあるので、企業等では『チームビルディング』の研修が多く行われています。
私、チームワークがどういうものか痛烈に体感した経験があるのです。
それは・・・
SCRAP主催のリアル脱出ゲームです!
リアル脱出ゲームとは
謎解きブームが到来してかなり経つのでもはや説明不要かもしれませんが、このブームの火付け役はSCRAPだと思います。
参考:SCRAP公式HPはこちら
そのSCRAPが仕掛けるリアル脱出ゲームはこんな感じ!↓
様々な謎を解いて、ゴールを目指すというものです。
チケット代はものによりますが、大体¥3000くらいです。
リアル脱出ゲームには、大きく分けて2つのパターンがあります。
スタジアム・遊園地型 リアル脱出ゲーム
富士急や神宮球場等でリアル脱出ゲームをやります。
大人数が参加するので、個人で参加してもいいし、友達とチームを組んで参加してもOKです。
例えばこれです。
リアル脱出ゲーム × ONE PIECE
『海賊王(ロジャー)の秘宝眠る遊園地からの脱出』
箱型 リアル脱出ゲーム
SCRAP常設会場など、1つの閉鎖された空間でリアル脱出ゲームをやります。
このパターンは、4人〜6人のチームを組んで行うことが多いです。
もし友達3人で参加しても、見知らぬ人3人と強制的にチームを組んでゲームを楽しむことになります。
制限時間60分で行われることが多いです。
例えばこれです。
リアル脱出ゲーム × 名探偵コナン
『紺青の美術館からの脱出』
以上のように、リアル脱出ゲームでは2パターンの型で楽しめます。
月面基地から脱出してみた
私が初めてリアル脱出ゲームに参加したのは2012年。
ZEPP TOKYOで行われたこちらのリアル脱出ゲームでした!

宇宙兄弟が大好きで、漫画を読んでいたらリアル脱出ゲームとコラボするとお知らせが入っていて、0.2秒でチケットを購入。
当時の私は、リアル脱出ゲームがどんなものか全く知りませんでした。
”酸素、残り1時間”というフレーズが好奇心をそそり、ネット等で調べもせずに友達3人と参加してみました。
会場到着。
上で説明させて頂いた通り、この公演も6人1チームで参加とのこと。
スタッフの指示され、私たち3人と見知らぬ3人と組むことになりました。
Σ(・□・;)!!
そんなチームの組まされ方されると知らなかったので、ビビりました。
これから何やるかもわかってないのに、知らない方と一緒にやるって・・・。
心のシャッターが閉まりそうになりましたが、ギリでこじ開けました。
だって、お金払ってるし!!
どうせなら楽しくしなきゃとお金の力でポジティブに考えることに成功した私は、始まる前に見知らぬ3人に話しかけてみました。
buriko『リアル脱出ゲームは何回か参加されてるんですか?』
見知らぬ3人『いえ、初めてなんですー!』
ヤッター( ・∇・)/
このチームはみんな初体験!
ちょっと安心しました。
勇気を持って話しかけて良かった。
どんな人たちか少しでもわかると、すごく安心しました。
そして、公演が始まりました。
オープニングムービーが流れます。
私は今でも思い出します。
このムービーを見てテンションがぶち上がったことを!!
見終わった瞬間、ZEPP TOKYOが月面基地にしか見えなくなりました。
そして、心に誓います。
『生きて地球に帰ろう』とっ!
会場のボルテージも上がったところで、リアル脱出ゲームがスタートしました。
まず最初に、配布された封筒を開けて中のシートを確認したり、会場中にあるヒントを手分けして集めます。
またみんなで指定されたテーブルに集合すると、ヒントを集めたおかげで謎が解けるものがいっぱいあることに気付きました。
私以外のメンバーは『あっ!わかった!!』と叫び、ガシガシ謎解きを始めています。
乗り遅れちゃいかん!と私も誰も解いていない謎に挑戦します。
ふむふむ・・・・
ワカラン( ̄▽ ̄)!!
全然わからなかったんですよ!
ヒントがヒントとして使えない。。。
私はメンバーの皆さんに「これ、わからないんですけどぉー」と助けを求めてました。
すると1人の人が私が解けなかった謎を解いてくれました!
す、すごい!
それでちょっと心が折れてしまった私。
謎を解くのをやめて、途方に暮れるようにテーブル全体を見渡してみました。
すると、色んなことに気付きました。
1つの謎に3人くらいで挑戦して考え混んでいる。
Aさんが見つけたヒントはBさんが考えてる謎に使えそう。
簡単そうな謎を誰も解かず放置されている。
みんながすごい勢いで謎解き始めたから、テーブルの上がぐちゃぐちゃ。
私は思いました。
この状態って、効率悪いかもと。
私は謎を解くのはどうやら苦手。
だったら、みんなが効率よく謎解きできる環境を作ることにしました。
さっき気付いたことをメンバーに伝えたり、一人でテーブルの上を片付けたりして、環境作りに没頭しました。
『残り30分!』とアナウンスが流れると、
『あー酸素が薄くなってきた気がするー』と謎も解かず1人で世界観に没入していました。
こんな感じで、基本的に謎解きはみんなに任せて、私はサポート役に徹しました。
このポジションがすごく楽しかったんです。
結果、月面基地からは脱出できませんでした。
最後に答え合わせをしてくれるんですが、難易度のバランスが秀逸!!
言われれば『確かにー!』と思うし、『もうちょっと時間あったらできたー』と言いたくなるやつ!
謎解きを通した全体のストーリーもめちゃくちゃ考えられていて、すごく感動しました!
泣けた!
本気で遊んだから気付けたこと
脱出に失敗し、悔しい想いを抱きつつも初リアル脱出ゲーム終了。
初めての体験に興奮冷めやらぬまま、あの時何が起きていたか友達とご飯食べながら振り返っていました。
あの時もっとああすれば良かった。
もうちょっとみんなで協力できてたら時間に余裕が持てた。
などなど、ベタな後悔フレーズが飛び出しまくります。
ここで、私たちはチームワークとは何かを理解できました。
リアル脱出ゲームが始まる前、司会者の方が仰っていました。
『大切なのは、役割分担と情報共有』だとっ!!
敗因はまさにこれだという話になりました。
自分が見つけたヒントが謎解きに使えるとわかると、他の人に見つけたヒントを共有する前に解き始めていたんです。
全員が行き詰って、ようやくそれぞれが持ってる情報を共有する場面が何度かありました。
そして、役割分担ができていませんでした。
みんなが同じような動きをしていて、非効率な行動が多かったと気付きました。
仕事でもこういうことめっちゃあるよなと感じました。
自分でやった方が楽だわーとか思って、結局同じことを他の人もやってて無駄だったみたいなことってあります。
そして、話はそれぞれがどんな場面で活躍できたかという話題になりました。
私は友達に「謎は全然解いてなかったよね。」と指摘されました。
Σ(・□・;)!
気付かれてたのね!!
友達は続けます。
「自分からは何もしてなかったけど、『これって◯◯なんじゃない?』って言ってくれたことで解けた謎って結構あった気がする。」
そうなんだ!
自分では何気なく言った言葉が良いきっかけになったようです。
これはきっと私が途方にくれて1つの謎に没頭せず、ふわっと全体を見てたからなのかと思いました。
そう考えたら、やっぱり思ったんです!
仕事もでもそんな感じのポジションを選ぼうとしているかも!!
自分に自信がなくてできる人いっぱいいると思ってるので、なんかサポート役に回ってしまうところがあるんです。
あーなんかこんな遊びでもそういうの出ちゃうのかー。
私って、集団の中だとこういうことがしたいんだろうな。
友達と振り返っていて、チームワークというものに関してすごい学べていました。
これって、本気で遊んだからだなと思います。
もし研修とかでやってたら、チームワークを学ぼうという意識でやっているので最初から「きっとこういう狙いでやってもらってるな」とか考えてます。
だから、後から言われても「はいはいやっぱりね」的な思考になるでしょう。
でも、この時はそんな小難しいこと考えず、とにかく楽しむことだけを考えていました。
そして、後から友達と話していて自分たちで気付くことができたので、自分の中にスっと入ってきました。
遊びの中で学ぶことって、子どもも大人もすごく身になることです。
何かを学ぶには、体感していることが大切なのかもしれません。