こんにちは。
burikoです。
2月も後半。
入試真っ盛りの時期です。
私も教員として入試業務に携わっていますが、毎年思うことがあります!
入試業務にもっとICT活用できないのか!?
今回は『入試業務 × ICT』について書き綴ります。
成績とかデータでやりとりできないのか?

タイトルで「ICTをもっと活用できないのか!?」と偉そうに言いましたが、私はICTに詳しくはありません。(すいません。)
そんな一般ピープルの私ですが、1つだけICT活用できそうだなと思うことがあるのです。
それは、
学校での成績等のやりとり!!
調査書は紙ベースで提出
生徒が大学や専門学校を受験する際、調査書が必要となります。
調査書とは
進学や就職の場合における調査書(ちょうさしょ)とは、在学生や卒業生の学習活動や学校生活について教員が記載した文書のことで、進学就職先の選考資料のひとつである。俗に内申書(ないしんしょ)とも呼ばれる。
引用:wikipedia
調査書には本人の成績等が書かれており、生徒から申請があればパソコンから出力して紙ベースで渡します。
それを大学や専門学校に送付して試験という流れです。
私、思うのです。
「データで送ってあげた方が親切なんじゃないか?」
もし生徒の成績等を入試に活用しているのであれば、紙で受け取った数値をデータにしていると思うのです。

↑一回紙ベースにする件、めちゃくちゃ無駄じゃないですか?
一回紙ベースにする作業と紙ベースをデータにする作業をわざわざ増やしてませんか!?
紙ベースをデータにすることで、入力が間違っていないかの確認作業も行っていると思います。

↑紙ベースを挟まずに、データでやりとりする方が普通ではないかと私は思ってしまうのです。
なぜデータ➡︎データにならないのか?
成績等のやりとりをデータで行えば、作業量はグッと減ります。
しかし、様々なリスクもあります。
例えば、
①セキュリティ問題
②改ざんが容易にできる
データで成績等をやりとりする中で、うっかり違うところに送信してしまったとなれば、これは大変なことです。
また、データであるが故に、紙ベースよりも数値を改ざんすることは容易になります。
そもそも、これまでの紙ベースでのやりとりを大きく変えるとあると、新しいプラットフォームが必要となるのでコストもかかるのも大きな問題でしょう。
これ以外にも様々な問題やリスクがあり、データ➡︎データで成績のやりとりができるようになるのは簡単ではないのかもしれません。
それでも、紙ベースでのやりとりはやめた方がいいのではないかと考えます。
紙ベースでもリスクがないわけではないからです。
生徒に紙ベースの調査書を渡しても、紛失している可能性や本当に出願したかどうかわかりません。
また、最近は調査書を写真に撮ってSNSにあげちゃう可能性もあります。
データ➡︎データでもリスクと考えられる情報漏洩は、紙ベースでも一緒です。
それであれば、入試業務に関わる作業量が減るデータ➡︎データのやりとりにシフトしてもいいのではないでしょうか。
データ➡︎データでやりとりできるプラットフォーム、早く開発して欲しい!
きっと教員多忙化を解決する要因の1つになると思います!
別の疑問:なぜ生徒は調査書を見てはいけないのか?
今回の記事を書いていて、新たな疑問が出てきました。
「なぜ生徒は調査書を見せてはいけないのか?」
理由は2つあるようです。
①調査書は親展文書であるため
②進学先向けの文書であるため
「見てはいけない」という表現には、”親展文書である”ことと”生徒向けの文書ではない”という2つの意味が含まれているようです。
「見ちゃだめ」と言われると見たくなるのが人の性。
生徒の中には、調査書を必要枚数以上に発行してもらって、調査書を見てしまった子もいるとかいないとか( ̄▽ ̄)
①の理由はわかりますが、②の理由はちょっと考え直しても良いかもしれません。
調査書の中身は学校生活全般のことが記載されています。
生徒本人が知っていて損することでもないし、情報を隠し持つ時代でもないので、どんどんオープンにしちゃってもいいんじゃないでしょうか!
まとめ
・”データ➡︎紙ベース➡︎データ”の件は、余計な作業量が増える
・”データ➡︎データ”のやりとりには、新しいプラットフォームが必要
・調査書の中身はオープンにしてもいいんじゃないか
10年後にどうなっているか楽しみです!