結婚してすごく幸せな人。
結婚したけど、離婚してしまった人。
再婚して、ものすごく幸せな人。
結婚したら家族みたいな関係になって、それはそれで良いと感じでいる人。
それはそれで良いと感じてない人。
結婚という制度に縛られない人。
”結婚”という制度を通して、みんなそれぞれの感情を抱いて今日も生きている。
少し前に、こんなニュースがあった。
ryuchellさんとpecoさんは結婚して夫婦となったが、夫婦関係を解消して新しい家族の形となったことを発表。
あれ?結婚という概念って、これからどうなっていくの・・・?
”結婚”が生まれた理由
人はなぜ結婚するのか。
結婚について考えるには、まずそこが大切だと思ってネットや動画で調べてみた。
調べてみると、これがまたむずい。
愛について、性のこと、宗教なんかも関係していて、色々な話が出てくる。
簡単に理解できる感じじゃない。
そんな中、すごく腑に落ちた答えがあった。
結婚は、子どもを育てる責任の所在を明らかにするため
お互いを生涯のパートナーとして宣言した男女を夫婦と認める。
その後、子づくりをすることでその子の親を明確にするとのことらしい。
もし、結婚という概念がなかったら、1人の相手に縛られることもなく自由に愛を育むことができる。
そうすると、子どもができたときパパが誰なのか確定するのが難しい。
だから、結婚して子どもを作るという流れができたそうだ。
すごい昔は結婚なんかなくてもよかった。
産まれてきた子どもは村で育てるという共通認識があった。
パパが誰なのかは重要ではなかったのだ。
しかし、現代はそうはいかない。
マンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるのかわからない現代で、村で育てる的な概念は全くない。
だから、だから現代において結婚は必要なのだ。
”1人の人だけ一生愛し続ける契約”は成立するのか
”1人の相手だけ一生愛し続ける契約”を守ることは難しい。
結婚について色々調べている中で、こんな言葉に出会った。
それを言ったら終わりじゃない?と思ったが、そう考える2つの理由を聞いて納得しちゃっている。
その2つの理由は以下のようなものだった。
①生物的にずっと1人の相手は向いていない
②未来は誰にもわからない
①生物的にずっと1人の相手は向いていない
Netflixの番組『世界の”今”をダイジェスト』では、人間にとって生涯1人の相手だけは難しいかもという話が出てきた。
すごく簡単にいうと、チンパンジーやボノボに近い私たち人間は、本能的な部分は彼らと同じ。
動物全体を見て、一夫一婦制を採用しているのはかなり特殊らしい。
私たちは、これまでの歴史の流れと、人間が持つ理性と社会性によって一夫一婦制を当たり前としている。
でも、生き物として考えたら、私たちはかなり難しいことに挑戦しているのかもしれない。
②未来は誰にもわからない
世の中に契約は色々あるが、大体年次更新だったりする。
iPhoneを買うとき「今回購入したら、一生使ってくださいね」という縛りがあったら、怖くて買えない。
ずっと使い続ける補償なんてどこにもない。
新しいの出たら乗り換えたいし、その時に必要な機能がなければ手放したくなる。
でも、結婚は相手を一生愛し続ける契約を結ぶ。
未来はどうなるかわからないけど、一生の契りを交わすのだ。
結婚とiphone購入は同じではない。
結婚は相手に愛があるし、2人なら色々話して乗り越えていける。
それでも、結婚するときは一生の契約を結ぶ。
未来は誰にもわからないのに。
結婚を必要?
結婚は生物的に向いてない部分があるし、未来はどうなるかわからないのに一生の契約を結ぶもの。
結婚することは、すごく難しいことに挑戦しているかもしれない。
すごい難しいことなら、わざわざ結婚しなくてもいいんじゃないか・・・
適した表現でない気もするけど、結婚ってかなり煩わしい部分がある。
例えば、書類的な手続きが多い。
婚姻届を出したり、住民票を変更したり。
苗字が変わるのであれば、免許証や保険証も変更しなければならない。
一緒に暮らすとなれば、家計のやりくりや家事の分担など、1人のときには考える必要がなかったことを、いっぱい決めなくてはいけない。
「あーもうこんな人と一緒にいられない!」と思って離婚を決意しても、離婚届や財産分与的なことなどただ「バイバイ」すればいいわけではない。
いろいろと、かなり煩わしい。
でも、結婚って必要だと思う。
この煩わしさが大切なのだ。
大好きで結婚しても、ずっと一緒にいればすれ違うこともある。
生物的に難しいらしいし、未来はどうなるか誰にもわからないからだ。
もし、パートナーとうまくいかなくなったとき、離婚が煩わしくなければきっとすぐ別れてしまう気がする。
簡単に別れることができないから、もう一度パートナーと向き合おうという気持ちになる。
簡単に別れることができない=煩わしさ
この色々な煩わしさは、結婚した人たちにとって、きっと役に立っている。