こんにちは。
burikoです。
先日、テレビ番組でメニエール病が取り上げられていました。
私も患ったことがあります!
前庭神経炎&メニエール病!!!
この2つの病気は、簡単にいうと半端ないめまいに襲われて日常生活に大きな影響を及ぼすものです。
『たかがめまいだろっ。』とお考えの方も多いでしょう。
私もそう思っていました。
自分が経験するまではっ(´;Д;`)!!
すごいしんどいんですよ_:(´ཀ`」 ∠):
でも、今はこの病気を乗り越えることができました!
完全復活!!
少しでも、この病気で苦しむ人の助けなりたい!
そんな想いで、私の発症から回復までを経験を書き綴ります。
目次
発症編

7月。
いつも通り仕事を終えて、帰宅。
夕飯、お風呂、TVを見る、就寝。
普段と変わらぬ生活をしていました。
時間は午前2:30頃でしょうか。
ヤツは私に突如牙を剝いたのです!
(え〜なんかめっちゃ目がまわr…..)
オエエエエエエェェェェ!!!!!!!
突然目が醒めると、天井が信じられないスピードで回転していました。
気持ち悪い!
目が回ってとにかく気持ち悪い!
目に映る景色がぐるぐるしすぎて、どっちが上か下かもわからない。
buriko「(あ・・・死ぬ。)」
直感で脳溢血的なものだと感じ、死を覚悟。
どうにもできないので、床に倒れ込みました。
そのときです。
「このまま1人で死んだら発見されるまで時間かかって迷惑かけるかも」
当時、家に1人だった私は、突然こう思ったのです。
私って強いなと思いました。
死ぬと覚悟したら、めっちゃ気持ち悪いのに死に方が気になったのです。
迷惑かけるのは嫌だ!!
私はぐるぐるしている中、救急車を呼びました。
あとは待てばいいだけ。
これで色々心配はしなくて大丈夫でござr…..
「・・・!!!!!!!!!」
私は気付きました。
「玄関の鍵、掛けたままだ・・・」
これでは救急車が来ても、誰も入れません。
まだだ、まだ終わらんよ!!
私のクワトロ・バジーナがこう言ってきました。
私は床を這いずりながら玄関に行き、鍵を開けました。
(救急隊の人って、鍵かかってたらどう対処するのでしょう?)
ガチャっ(玄関の鍵を開ける音)
鍵を開けた瞬間から、記憶はありません。
やだな。またこの天井か。
次に目が覚めた時は、病院。
シンジくんの気持ちにちょっと共感しました。
あれ?気持ちが悪い。
病院の天井もいまだぐるぐるしていて、目を開けるのも辛い。
平衡感覚ないから、横になってても落ちそうで怖い。
症状は家にいるときと、なんら変わっていませんでした。
その後、担当のお医者様から入院と伝えられました。
初入院でした。
CT撮ったりして検査をしてもらいましたが、脳には問題はないと言われました。
ここで初めて死なないかもと思いました。
先生「このめまいの原因は、耳の可能性があるね。」
・・・みみ(´;Д;`)???
まさかの事実に驚きました。
耳は聞こえているし、何が悪いんだ!?
お医者様からは症状が落ち着いたら耳鼻科へと言われました。
5日ほど入院して退院しました。
何とか退院となりましたが、いまだ平衡感覚がおかしくい。
うまく歩けず、家族にサポートしてもらいながら退院しました。
家まではタクシーに乗りました。
めまいで平衡感覚がおかしくなってから知ったことがあります。
平衡感覚がないままタクシー乗るのちょー怖い。
何もしてないのにグラグラしちゃうので、動くものの揺れがプラスされるとやばいくら怖かったです。
家に到着。
どうしたら治るのかもわからない。
早く治したい。
明日、とりあえず耳鼻科に行こう。
そう決心しました。
ここまでのまとめ
・夜中に突然、寝ているときに激しいめまいに襲われた
・即入院して検査するも、脳に異常なし
・「耳に原因があるかも」と教えてもらう
・5日経っても平衡感覚が戻らないくらい激しいめまい
治療①編
退院から翌日。
耳鼻科に行きました。
事情を説明し、再度色々な検査をすることに。
検査のため、ベッドに横になります。
検査のため、頭を横にしたり下にしたりします。
グワァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
ちょー目がまわる!!!
左耳を下にして横になると、ビックリするくらいめまいが激しくなりました。
「あ゛ーーーー無理ですぅぅぅ!」
情けない声で、そう訴えました。
検査の結果、「前庭神経炎かメニエール病」と伝えられました。
その後、セカンドオピニオンとして大学病院にも行きました。
結果、「前庭神経炎」と診断されました。
聴力に異常なく、耳鳴りもなかったのでメニエールの可能性はないとのことでした。
また、前庭神経炎とメニエールの違いは再発するかしないかだとも教えてもらえました。
前庭神経炎 ➡︎ 再発可能性なし
メニエール ➡︎ 再発可能性あり
「再発はないんだ。」
これを聞いて、ちょっと安心しました。
前庭神経炎の原因を聞いてみました。
お医者さん「原因はいまだ詳しいことは不明。ストレスとも言われています。」
_| ̄|○
原因不明と言われるのって、ホント辛いですよね。
めまいが起きているのは事実なのに、原因不明!
ストレスって、現代の社会人ならみんなありますよ!
先生!わわわ私はどうすればっ!?
治療法もお伺いしました。
お医者さん「とにかく動きましょう。身体が慣れてきます。」
_| ̄|○
鬼かっ!
そのときは本当にそう思いました。
とても受け入れられる治療法ではなかったからです。
歩くのだって難しいほどのめまいなのに、動けって。。。
違う医者にも同じことを言われました。
「人間は強い。」のだと。
たかがめまいにやられてる場合じゃない。
仕事もめまいごときで休みたくない!
1ヶ月で仕事復帰してやる!
そう決心して、動く以外にもネット等で出てくる色々な治療法を試してみることにしました!
1.とにかく動く
まず病院で教えてもらった”とにかく動く”を試すことに。
医者からは、左耳の三半規管の機能が停止していると言われました。
「機能が停止しても、身体の他の部分で対応できるようになっている。」
「そうするためには動いて身体が慣れていくしかない。」
「だからいっぱい動いてください。」
そう言われたので、歩く練習をしました。夜に!!
日中は人がいっぱいで、フラフラしちゃってぶつかるのが怖いので。
最初は電柱から電柱に行くのにも、5分はかかっていたと思います。
掴まらないで歩くのが本当に難しいんです。
常に景色がぐるぐるしているので。
毎日夜、必ず30分は外を歩くようにしていました。
2.鍼・整体の治療
ネットで調べたところ、めまいは自律神経の乱れとも言われているようです。
そこで、自律神経を整える効果があると言われている”鍼・整体”を試してみることに。
中には施術してもらってからビックリするくらい効果のあるものもありました。
しかし、保険が効かない!!!
通い続けたいですが、高額すぎて継続的に通うのは断念しました。
3.めまい体操
ネットでめまい体操というものを知りました。
耳鼻科の先生もご存知で、効果のある人もいるとのことでした。
耳鼻科でも自分でもやってみました。
頭を振ったりして、よりめまいが激しくなることもありました。
効果を感じる前に、私には辛すぎて断念。
治療を開始して1ヶ月。
まだふらついていますが、何とか1人で歩けるようになりました!
これ以上仕事を休むことが不安だったので、気合いで職場まで行きました。
電車が本当に怖かった(´;Д;`)。
あと、人混みも恐怖でしかありませんでした。
人の流れを見ているだけで、目が回ってしまうのです。
それでも、何とか職場に到着。
やっと上司に私に何が起きているのかを直接お話しすることができました。
結果、働けるような状態ではないと判断され、回復するまで休職すること。
辛い。
なんか自分が使えない人間に思えて辛い。
ここまでのまとめ
・前庭神経炎を診断される(発症原因はよくわかっていない)
・めまいの原因は、三半規管の機能停止
・医者から教えてもらった治療法は「とにかく動いて慣れること」
・”動く””鍼・整体””めまい体操”を試し、1ヶ月で何とか歩ける状態
・職場からは働ける状態ではないと判断される
治療②編

「めまいごときで休職することになるなんて。。。」
そう想い、一人で泣いたことを覚えています。
休職したら収入も減るし。
これからどうなるんだ。
いつ完治するかもかわからない病気の、リハビリの日々が始まりました。
リハビリと行っても1日ずっとやっているわけではありません。
ただTVを見ている時間とかありました。
これまでずっと働いてきたのに、この時間の過ごし方がすごく不安にさせました。
『自分が社会に貢献できていない』感。
この気持ちにどんどん追い込まれていきました。
ノニジュース
発症してから2ヶ月。
普通に座っている分にはめまいは無くなってきました。
ただ、立ったり横になったりするとグラグラ。
治療法は動くことをメインにしていましたが、不安になりまたネットで色々調べました。
すると、ノニジュースというものがあることを知りました。
ノニジュースパワーでめまいが改善したとの情報がっ!
とにかく早く復帰したかった私は、藁にもすがる想いで購入。
試してみることにしました。
ノニジュースとは
ヤエヤマアオキ(八重山青木; 学名:Morinda citrifolia)は、アカネ科ヤエヤマアオキ属の常緑小高木。学名のうち属名の Morinda は、ラテン語の「morus」(クワ)と、「indus」(インド)との2語からなるが、果実の形状に由来する。また種小名 citrifolia は「citrus」(シトロン)と「folius」(葉)とからなり、柑橘に似た葉を有する意味である。和名に「アオキ」とあるがアオキはガリア目ガリア科で遠縁である。ハワイの現地語であるノニ(noni)が、ノニジュース等を販売する業者が「健康食品」と称して宣伝していることもあり、良く知られる名称の1つになっている。
引用:wikipedia
ゴクゴク。
不味い(´;Д;`)
*個人的な感想です。
身体にいいぜー感を300%絞り出した味がします。
この味が自分には全く合いませんでした(TOT)
味が独特すぎて飲むのがちょっと辛い。
でも、1ヶ月ほど頑張って続けました。
しかし!私はめまい改善に効果を感じることができず断念。
まさかの再発!?
発症して3ヶ月.
まだ走ったりはできませんが、結構歩くことができるようになってきました。
なんかもうすぐ治る気がする。
気持ちも前向きになってきました。
しかし、ここで再度私に逆境が訪れます。
夜寝ていると、また突然天井が激しく回転するめまいが発症!!
なんでやー_| ̄|○
私のめまいは”前庭神経炎”と診断されました。
これは再発しないと言われました。
前庭神経炎と似た症状を持つメニエール。
こちらは再発する可能性があると言っていました。
あれ?メニエールだったの??
診断結果が正しかったのかどうか気になりますが、実際めまいは起きてしまいました。
再発はショックでしたが、思ったより冷静でした。
そして、ぐるぐる回る景色の中で1つ気づいたことがありました。
左耳を下にして寝ると、激しいめまいが発動する。
私のめまいは左耳のポジションが大きく影響するようです。
これに気づけたのは非常に大きかったです。
ここからは左耳のポジションを意識することで激しいめまいを避けることができるようになりました。
それ以降、2ヶ月に一回程度、夜中に激しいめまいに襲われましたがその程度は徐々に軽いものになってきました。
よし!治る!
そう思えてきました。
ここまでのまとめ
・休職中、『社会に貢献できていないこと』が辛かった
・ノニジュースは独特の味だけど、身体に良いらしい
・3ヶ月後にめまいが再発
・左耳のポジションによってめまいが発動することに気付く
・めまいは起きるけど、だんだん軽くなってきた
回復編

発症から3〜4ヶ月。
私が色々試してたどり着いた有効な治療法は身体を動かすことでした。
最初はウォーキング。
平衡感覚がないまま歩くのは大変だけど、いっぱい歩きました。
ある程度動けるようになったらジムに通いました。
エアロバイクをとにかくやっていました。
腹筋鍛えるものとかは頭が振られてきついので、足系をやりました。
さらに動けるようになってからはランニングマシンも始めました。
「もう自分は普通に動けるんだ」
自信をつけるために山登りにも行きました。
高尾山や御嶽山に行って、普通に楽しめた時は安心しました。
発症から約6ヶ月。
ついに仕事も復帰することができました( ´ ▽ ` )/
長かった!長すぎた!
まさかめまいでこんなにも休むことになろうとはっ!
「まためまいが来たらどうしよう。。。」
この不安が拭えず、本当にドキドキしていました。
しばらくそんなドキドキと向かい合う期間がありましたが、無事に終える1日を積み重ねることで徐々に心配はなくなりました。
こうして私は前庭神経炎&メニエールを乗り越えることができました。
めまいが教えてくれたもの

めまいから立ち直って約7年。
私はめまいから学んだものがあります。
それはストレスの正体です。
約7年経ってからも、たまーにめまいを感じることがあります。
長い時間めまいと共に過ごしてきたので、強めのが来そうになるとその前兆を感じることができます。
その能力をフルに活かし、今はめまいを避ける術を取得しております。
その術とは”ストレスコントロール”。
めまいの病気になった時、原因は解明されていないけどストレスがその要因の1つかもしれないと言われました。
当時、私はストレスが原因って納得できませんでした。
ストレスなんて誰にでもあるじゃん!
それなら、みんなめまいになっちゃうよ!
当時は、心の底からそう思っていました。
ストレスが原因ってちょっとずるい!
めまいになったとき、ストレスは感じてなかったし!
ストレスってなんなのよ!!
当時は、心の底からそう思っていました。
しかし、今はわかりますよ!
ストレスの存在を感じます!
あるとき、養護の先生に言われたんです。
ストレスってマイナスのストレスだけじゃない。
「楽しい!」とか「これやりたい!」って感じているときのプラスのストレスもあるんだよ。
Σ(・□・;)!!
これやーーー!!!
プラスのストレスはすごいわかる!
やりたいこととかあると身体の中からグワーっと沸き上げてくる感覚があります。
めまいが発症する前の時期、すごいやりたいことがあって、レース前にかかってる競走馬のようにフガフガ言っている状態でした。
ストレスが原因って言われてみればそうかもしれない。
プラスのストレスに、私はやられたんだ。
そんな経験を通して、私はプラスのストレスと向き合えるようになりました。
テンション上がった時はちゃんと抑える。
やりたいことばっか考えてテンション上げないで、目の前のことにも丁寧に取り組む。
そうすることが自分を安定させる1つの方法だと知ることができました。
めまいに襲われたのは本当に辛かったけど、乗り越えて学んだこともありました。
プラスのストレスで自分を追い込まない。
私にとってすごく大切な意識です。
めまいに悩まされている方々が、1日でも早く快適に過ごせますように!
金縛りに勝つ!100回金縛りにあった経験からあみ出した金縛りの解き方