こんにちは。
burikoです。
6月より、日本の多くの小・中・高校は休校が解除されました。
分散登校からスタートして、2週間が経ちました。
疲れた(´;Д;`)
そう感じている児童・生徒の皆さん。
多いと思います。
私は高校の先生をやっています。
そして、今、思っています。
マジ、疲れた(´;Д;`)
まだまだ通常のペースではないのに、
学校って、なんでこんなに疲れるんでしょう?
そんな疲れから「学校が辛い」という気持ち、生まれてませんか?
私は、生まれていますよ。。。
目次
「学校が辛い」なら、追い込まれるほど無理はしない方がいい。
学校が再開して約2週間。
「休校してたときに戻ってくれー」
「1日6時間授業なんてマジ嫌だー」
このように考えている子、いるんじゃないでしょうか。
大きな声では言えませんが、私も思っています。(コソっ)
不思議ですよね。
stay homeのときは「学校で友達に会いてぇ」とか「学校でもいいから外に出たいわー」とか思っていたのに、いざ学校が始まるとそれはそれで辛い。
人はなんと難しい生き物なのでしょう。
「行きたくないな」と思っていても、この2週間頑張った子もいっぱいいるでしょう。
本当にお疲れ様でした。
ここで、私から1つ提案があります。
・学校に行くこと考えると、生きてるのが嫌なくらい辛い気持ちになる。
・学校に行くこと考えると、めまいがしたりして、体調が悪くなる。
上記の2つに当てはまる子は、無理して学校行かなくていいと思います!
ちょっとくらい学校休んだって、楽しく生きていけます。
気持ちに少し余裕があれば、学校行きたいくない気持ちを誰かに伝えられると良いと思います。
親でも、
友達でも、
学校の先生でも、
近所のおじさんでも、誰でもいいです。
ちなみに、
学校の先生って、学校に来れない子のことをかなり心配してるんですよ。
だから、その気持ちを教えてくれるだけで先生も安心できます。
「授業は嫌だけど、学校はちょっと行ってみたい」
そんな気持ちも、正直に先生に伝えても大丈夫です。
きっと受け止めてくれるはず。
大切なのは、心も身体もボロボロになるまで無理をしないこと。
周りの大人もすごくサポートしてくれるけど、
やっぱり自分もことは自分が1番良くわかる。
自分で自分を追い込みすぎないようにしましょう。
先生が元気な理由は、仕事だから。
ところで、先生が元気すぎて、なんか嫌になることってないですか?
「みんなに会いたかったぞ!」
「授業ができて本当に嬉しい!」
学校を全力で楽しんでいる先生の姿を見て、逆に学校が辛くなるみたいな。
学校の先生が元気な理由は、仕事だからです!
私も、本心は学校が辛いと思っている子と一緒です。
休校中は「授業したい」と思ってました。
授業の準備もいっぱいしてました。
でも、学校始まったら忙しいし疲れるし、辛いです。
それでも、生徒も前では元気な姿を見せます。
仕事だから。
でも不思議なもので、
仕事として元気な姿を見せていると、本当に元気になります。
私のように、本心で「しんどい」と思っていても、元気に見せてる先生はいっぱいいます。
それが仕事のチカラです。
仕事は「誰かにしてあげられること」
本心ではしんどいと思っていても、元気に振る舞えるのは「先生が仕事」だから。
仕事とは何なのでしょう。
仕事は「誰かにしてあげられること」だと、私は考えています。

例えば。
私は数学を教えられて、勉強してくれるみんながいてくれるから、先生が仕事になります。
サッカー選手はサッカーがものすごく上手で、そのプレーで喜んでくれる人たちがいるから、サッカーが仕事になります。
このように、「誰かにしてあげられること」で喜んでくれたりする人たちがいると、仕事になります。
そして、仕事は「やりがい」と「お金」に変換されます。
学校に行く理由を持とう。
私は、「学校に行くのが辛い」と思っているときでも、学校に行けます。
なぜなら、仕事だから!
そして、仕事をすると「やりがい」と「お金」がもらえるから!
学校に通っている児童・生徒の皆さんは、学校に行くことは仕事じゃないです。
「学校で勉強することが、みんなの仕事なのよ。」
このように言われたことあるかもしれません。
でも、「お金」がもらえないので、私は仕事じゃないと思うんです。
「お金」が全てじゃないけど、「お金」がもらえるかどうかって、やっぱり大きいです。
学校に行くことが仕事ではない皆さんが、学校に行きたいと思えるようになるには何が必要なのか。
それは、「学校に行く理由を持つこと」。
学校で人と関われる
学校に行く理由は、人それぞれです。
自分で「学校に行く理由」を見つけられれば、それでいい。
「そんな理由見つけられないです」という方に、私から1つ提案があります。
学校に行く理由は、「人と関われる」こと。
最近テレビを見ていると、
「またみんなでスタジオ収録できるようになって、嬉しい!」と想いを伝える芸能人の方がいます。
この感覚と一緒。
「人と関われる」ことは、嬉しいものなんです。
一斉休校を経験して、心の底から「人と関われる」ことを大切さに気付きました。
直接他人と関わることは、人間が生きていく上で必要なことです。
学校は、人との関わりが溢れています。
自分とすごく気が合うひとと、めちゃくちゃ楽しい時間を過ごす。
苦手な人と、どう距離をとって過ごすか考える。
別に仲良くないけど、「ああいう人っていいよな」と思える人がいる。
集団の中で、自分がどう振舞うか考える。
このように、他人との関わりを経験したり考えたりすることがすごく大切。
めちゃくちゃエネルギーを使うことだけど、無意識のうちに必要な時間なのです。
人間は、自分以外と関わることで生きていきます。
人と関わるために学校へ行く。
これが、学校へ行く理由です。
学校の先生たちも必死に進化しようとしているよ!
一斉休校がきっかけで、オンラインでのやりとりが一気に普及しました。
一部の学校では、相互にやりとりするオンライン授業も行われました。
「学校再開したら、元に戻っちゃう!」
オンラインを活用した新しい学校のスタイルが始まりそうでワクワクしてたけど、普通に登校したら今まで通り。
そんな想いで、これまで通りの学校が嫌な子もいるかもしれません。
私が拝見したニュースによると、休校期間中にオンライン授業を実施した学校は5%程度だそうです。
消費税よりも低い。。。
大人が働く企業はオンラインが当たり前に変化しているのに、学校は変われなかった。
ちょっと、悲しいですよね。
でも、聞いてください!
今でも、変わろうと努力している学校の先生はいっぱいいます!
今までメール見るのも嫌がっていたPC苦手なおじいちゃん先生が、オンライン授業するための勉強をしています。
生徒が来る前に学校中を消毒して、
生徒が来たらこれまで通り一生懸命授業して、
空いた時間に、若手の先生にICTのこと聞いて勉強しています。
いつオンライン授業できるかわからないのに、準備しているんです。
「進化しなきゃ!」と考えて行動している先生は、本当にいるんです。
子供たちから見たら、これまでの学校と何も変わっていないのは事実です。
でも、私の目から見ると、先生たちの進化は確実に起こっています。
待ってろよ、子どもたち。
近々、必ず進化した楽しい学校を見せてやる。